現地時間2日、ポルトガル代表FWアンドレ・シウバのフランクフルトからRBライプツィヒへの移籍を両クラブが発表。昨季ブンデスリーガで28得点をマークするなど躍進した25歳は、新クラブと2026年までの契約を締結した。
これで2019年夏に当初レンタルでミランから加入したフォワードは、今季ヨーロッパリーグを戦うチームからチャンピオンズリーグ出場のライプツィヒへ。一方、フランクフルトが得た移籍金は2300万ユーロ(約30億1000万円)と言われている。チームの昨季リーグ戦69得点のうち約4割を挙げ、『transfermarkt.de』での市場価値が4500万ユーロ(約59億円)と評される選手の移籍金としては“格安”と言えるだろう。
ライプツィヒ競技部門の経営を担当するフロリアン・シュルツ氏は声明で、A・シウバの獲得について、「移籍金は彼の現在の市場価値より遥かに低かった」と喜びを爆発。対するフランクフルト側は先月から強化担当を務めるマルクス・クレシェ役員が同選手に感謝を告げつつ、「選手側が契約の該当オプションを行使したため、残念ながらこのウィンドウでの移籍を阻止するのが不可能となった」と契約解除条項の存在を認めた。
しかし、なぜ2年前にセルビア代表FWルカ・ヨヴィッチの6000万ユーロでの売却に成功したクラブが契約条項を受け入れていたのだろうか。ドイツ紙『ビルト』は、その理由が2年前のトレードにあると指摘している。
当時、移籍市場の閉幕が迫る中、クレシェ役員の前任フレディ・ボビッチ氏は、移籍を熱望するクロアチア代表FWアンテ・レビッチのミラン行きに応じたが、ヨビッチやセバスティアン・ハラーら得点源の3人を失うことになった。そのため、ミランで伸び悩んでいる様子だったA・シウバをトレード要員として要求。異例の2カ国間の“レンタル・トレード“が成立し、昨年にミランとフランクフルトはそれぞれ低価格に設定された買い取りオプションを行使した。
だがそれでは、A・シウバがクライアントである大物代理人ジョルジュ・メンデス氏のジェスティフテ社にはエージェントフィーが発生せず。そこで代理人側は、選手がその後に移籍した場合、フランクフルトが得られる移籍金を2300万ユーロが上限と設定し、それを超えた分は選手と代理人が配分するという条件と引き換えに同意し、話がまとまっていたようだ。
なお、今回ライプツィヒが獲得に投じた金額は3000万ユーロ(約39億3000万円)と伝えられている。


