今夏にマインツに加入した川﨑颯太は、新たなポジションで起用される可能性があるようだ。ドイツ紙『ビルト』が伝えている。
マインツは20日に行われたブンデスリーガ第4節で敵地にてアウクスブルクに4-1で大勝。今季も全公式戦にフル出場中の日本代表MF佐野海舟が、ドイツでの自身初ゴールと初アシストを含む3得点に関与する大車輪の活躍を見せ、チームを今季初勝利に導いた。
しかし、この試合ではDFドミニク・コーアが2枚目の警告を受け、次節のボルシア・ドルトムント戦は出場停止となるほか、終盤には右ウイングバックのアンソニー・カシが負傷。クラブは検査の結果「右大腿部の筋腱損傷」と診断され、年内の復帰は絶望と発表している。
マインツでは、通常ならカシの代役はキャプテンのスイス代表シルヴァン・ヴィドマー、あるいは元U-21オーストリア代表ニコラス・ヴェラチュニクが務める。しかし『ビルト』によると、23日のトレーニングで行われた紅白戦では、ヴィドマーとヴェラチュニクが「負荷管理のため」ロッカールームに下がったあと、本来は中盤でプレーする川﨑が右サイドに配置されたという。同紙はこれをカシの代役探しにおける「意外な解決策」と紹介している。
なお、今夏に京都パープルサンガから加入した川﨑は、マインツではこれまでUEFAカンファレンスリーグ・プレーオフとブンデスリーガでそれぞれ1試合ずつ途中出場。今後、右ウイングバックとしての出場機会が巡ってくるのだろうか。


