Sota Kawasaki Kyoto(C)Getty Images

川﨑颯太、海外初挑戦も加入2週間で早くもフィット?「京都の曺貴裁監督はマインツのサッカーがとても好きで…」

佐野海舟も所属するマインツに加入した川﨑颯太は、早くも新天地のプレースタイルに馴染んでいるようだ。地元メディア『アルゲマイネ・ツァイトゥング』の取材で、その理由を明かしている。

現在23歳の川﨑は、今月9日に京都サンガF.C.から買い取りオプション付きのレンタル移籍が正式決定。クラブ公式ウェブサイト上の発表では、「昨シーズン、マインツ05の試合を観てきました。攻撃的なプレースタイルや、積極的なフォアチェックを仕掛ける姿勢がとても気に入っています」とコメントし、ボー・ヘンリクセン監督が率いるチームのスタイルへの高い理解度をうかがわせた。

加入後は、チームが臨んだプレシーズンマッチ2試合のいずれにも出場し、すでに1アシストを記録している。今回の取材では、自身が考えるサッカー観についても語っている。バルセロナの試合を観るのが好きだと明かし、アイドルにはエンゴロ・カンテを挙げた。「彼もたくさん走って、デュエルに勝つ小柄なプレーヤーですからね」と話している。

また、川﨑は自身の主戦場をセントラルMFとしながらも、「相手DFにプレスをかけ、攻撃に参加できる」より前方のポジションを好んでいるようだ。マインツでのポジション争いについては、「ここにはたくさんの優れたMFがいることは分かっています。ですが、それぞれプロフィールが異なります。僕は90分間走り続け、どんなボールでも奪いに行きます」と、自信をのぞかせた。

一方で、彼自身はマインツのスタイルにそれほど大きな適応は必要ないと感じているようだ。その理由について、「京都の(曺貴裁)監督はマインツのサッカーがとても好きで、チームミーティングではよくマインツの動画を見せて、それを僕たちと一緒に分析していました」と、京都のプレースタイルにも共通点があることを挙げている。

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