Kaishu-SanoGetty Images

【現地発】4失点敗戦に佐野海舟が思うこと「今はちょっとバラバラになっている」

マインツの佐野海舟が、敗戦に終わったレヴァークーゼン戦を振り返った。

開幕6試合を終えて1勝1分4敗。昨季、上位争いを繰り広げたのと打って変わって、今季は下位を彷徨っているマインツは、今季2勝目を挙げるべくブンデスリーガ藍7節でレヴァークーゼンとの一戦に臨んだ。

日本代表活動帰りとなる佐野が元気に先発出場を飾った試合は、序盤から2つの失点を献上する苦しい展開に。ロングスロー絡みで1点を返したが、前半アディショナルタイムにも追加点を奪われリードを広げられてしまった。後半、反撃に出て2点を奪ったが、87分に喫した失点が決勝点に。結局、3-4で敗戦を喫し、今季5敗目となってしまった。

チームとしては立ち上がりから高い位置でのプレッシングを強めたが、なかなかレヴァークーゼンのビルドアップを封じることができず。狙い通りの守備から攻撃に向かう回数は少なかった。その点について佐野は、「守備のところの行き方だったり、剥がされるシーンも多かった」と振り返り、守備面での改善が必要だと語った。

「相手の上手さもありますけど、前から行くのであれば、ディフェンスラインも押し上げてやっていかないといけない。間延びした中で前から行ってもなかなか厳しいと思う。そこはもうちょっと整理が必要かなと思います」

また、「自分たちのいい時はやっぱり全員が勢いを持って前向きなプレーをしている時だと思う。今はちょっとバラバラになっているのかなと。守備も攻撃もあそこの意思を統一させることが一番必要かなと思います」と語り、守備の練度が足りていないからこそ攻撃にも上手く繋げられていないと説明している。

ここまで全ての公式戦でフル出場を飾り、日本代表活動を含めて連戦が続いている。それでも、コンディション的には難しい状況であることは間違いないが、「本当にできることを毎日、試合が終わった瞬間から次の試合に向けてやるだけ」と普段通りを強調した佐野。「このまま続けていきたいし、なおさら結果にこだわってやっていきたい」と述べ、次の試合に照準を当てていた。

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