Kaishu Sano Mainz 04122025(C)Getty Images

“相棒”不在の佐野海舟にマインツ地元紙が指摘「監督が求めるリーダー像に近づくためには…」

マインツMF佐野海舟は、ホッフェンハイム戦でのドイツメディアの評価が分かれている。

12日に行われたブンデスリーガ第29節で、マインツはホッフェンハイムと対戦。エースFWヨナタン・ブルカルトを体調不良で、MFナディエム・アミリを出場停止でそれぞれ欠く中、前半4分と32分にFWアンドレイ・クラマリッチのゴールを許して2失点。攻撃では何度かチャンスをつくり出したものの決定力を欠き、0-2のまま試合終了を迎えた。

今季からマインツでプレーする佐野は、この試合でも先発出場。27試合連続でフル出場を記録したが、勝利に貢献することはできなかった。本来は攻撃的なポジションでプレーする韓国代表MFイ・ジェソンと中盤でコンビを組んだが、ドイツ誌『キッカー』では及第点の「3」(チーム3位タイ)を獲得。一方で地元紙『アルゲマイネ・ツァイトゥング』では「4」とやや低めの評価となり、以下のように指摘されている(※ドイツメディアの採点は1が最高、6が最低)。

「ボー・ヘンリクセン監督が求めるリーダー像に近づくには、さらなる取り組みが必要だ。1失点目の場面ではプレーの流れに対応しきれず、ゴールを決めたクラマリッチに対する反応が遅れてしまった。深い位置でのボール奪取においてはいつも通り安定していたが、攻撃面では彼と好連携を見せるパートナーのアミリの不在が響いた」

また同メディアは、佐野が67分にCKから放ったヘディングシュートにも言及。「もし佐野の良い位置からのヘディングシュートがゴールに突き刺さっていたら、アミリもスタンドで歓声を上げていただろう」と伝えている。

この結果、4試合勝利なし(2分け2敗)となったマインツはRBライプツィヒに抜かれて5位に後退。19日の次節では、12位ヴォルフスブルクをホームに迎える。

広告