マインツの佐野海舟が、勝利に終わったザンクト・パウリ戦を振り返った。
マインツは22日、ブンデスリーガ第23節でザンクト・パウリと対戦。試合はザンクト・パウリがボールを保持する展開となる中、互いにゴールを奪えない時間が続いた。後半は守備の仕方をマンツーマン気味に変えたマインツが徐々に反撃に転じると、67分にナディーム・アミリのシュートのこぼれ球をイ・ジェソンが押し込んで先制に成功。ここから巧みにゲームをコントロールすると、後半アディショナルタイムにも追加点を奪って2-0の勝利を飾った。
試合後、佐野の表情はどこか冴えなかった。勝利に対する喜びはもちろんあるが、どこか悔しそうな雰囲気にも見える。率直な思いを問うと、やはり悔しさを強く抱いていた。
「前半はあまり上手く攻撃も守備もできなかった。後半、点にはつながりましたけど、もうちょっとやれることがあるかなと。それは自分も含めて、チームも含めてだけど、特に前半はもうちょっと上手くできたと思います」
振り返ると、確かに前半は上手くザンクト・パウリにボールを動かされた。チームとしてなかなかボールの奪いどころを設定できず、佐野自身もスピードで振り切られたところを倒してしまい今季2枚目のイエローをもらうことになった。後半はマンツーマン気味に対応することで抑えることはできたが、内容自体を踏まえると満足度は低かったようだ。
それでも、こういう試合を勝ち点に繋げることができるのが、今季のマインツでもある。「試合の中で修正して、それを結果に繋げられたのは良かった」とする佐野は、勝利を喜びながらもさらなる改善に目を向けた。
「こういう試合でなぜか勝つみたいなのも大事だと思う。それでいて、もっといい方向に行くことができればいいのかなと。みんな、今の順位や結果に満足していない。もっと全員ができることを考えて、毎日やっていけばいいかなと思います」
先日には日本代表の森保一監督が観戦に訪れ、会話する機会もあったという佐野。刺激を受けたとする一方で、変わらずにやり続けていくことが重要だと明かしている。
「本当に自分が毎日いるのはここなので。この先どうなるかわからないですけど、ここで毎日やり続けること、自分はコツコツやるだけです」
一歩ずつドイツの地で自身の地位を確立している男は、クラブでの日々を大事にすることで次なる進化を目指していく。


