今夏フライブルクに加入した鈴木唯人が、ここ4週間、結果を出し始めている。同僚のMFマクシミリアン・エッゲシュタインは、先月日本代表の選外が最終的にその状況の好転に結び付いたと考えるようだ。
現在24歳の鈴木は、今夏にデンマークのブレンビーからフライブルクへ移籍した。ブンデスリーガ開幕節のアウクスブルク戦と第2節ケルン戦では、中盤のパトリック・オースターハーゲが負傷離脱していたこともあり、早々にスタメンのチャンスを得た。しかし、攻撃的MFヨハン・マンザンビと同時起用された攻撃的な布陣のもと、守備が安定しなかったチームはそれぞれ1-3、1-4で敗れ、黒星スタートとなった。その後、9月の代表ウィークには日本代表に招集された鈴木だが、10月の代表ウィークまで出場機会がなく、リーグ戦2試合ではメンバーから外れることもあった。
しかし、10月の代表ウィーク中に行われた2部カールスルーエとのテストマッチで鈴木は3ゴールに絡む活躍で7-0の大勝に貢献して猛アピール。その後は第9節ウニオン・ベルリン戦(0-0)を除く公式戦6試合に出場し、2ゴール2アシスト、さらにPKを獲得するなど数字にも表れる結果を出している。
直近の第10節ザンクト・パウリ戦(2-1)で決勝点を決めたエッゲシュタインは、この試合で先制弾を奪った鈴木が調子を上げている要因について言及。ドイツ誌『キッカー』が紹介したコメントによると、「先の代表ウィークでここに残ったことは、彼にとって良い効果があった」と語り、「カールスルーエとのテストマッチ以降、彼は本当に花開いた。攻撃だけでなく、守備でもしっかりやってくれていて、チームを助けてくれている」と、攻守両面での姿勢を評価した。
また、鈴木本人は同誌の取材に対し、ブンデスリーガについて「デンマークとはまったく違う強度で、レベルも高い」と告白。新天地でのこれまでの時間を振り返り、「順応するには時間が必要でした」と、自身のプレーを新たな環境にフィットさせるための時間を要したと認めた。
なお、ユリアン・シュスター監督はザンクト・パウリ戦後の記者会見で、鈴木について「彼にとっては非常に厳しい学びの時期だった。2試合連続でスタメンに名を連ねたあと、何度かメンバー外になることもあったが、それを本当によく受け止めていた。もちろん、ものすごく悔しかったと思うが、その感情をエネルギーに変えて、我々が求めることを受け入れる姿勢を常に持ち続けてくれた」と言及。その献身的なプレーを称えながら、「努力が結果につながる姿を見るのは嬉しいし、彼が自分自身をパフォーマンスで報いたのも偶然ではない」と喜びを口にしていた。


