Yuito-Suzuki(C)GettyImages

フライブルクの鈴木唯人が今季初アシストで勝利に貢献「チームのためにハードワークすることを考えていた」

フライブルクの鈴木唯人が、勝利に終わったDfBポカール2回戦・デュッセルドルフ戦を振り返った。

フライブルクは29日、DfBポカール2回戦で2部リーグに在籍するデュッセルドルフの敵地に乗り込んだ。試合は立ち上がりからフライブルクが圧倒した。開始早々の1分にヨハン・マンザンビのクロスにイゴール・マタノビッチが合わせて幸先よく先制点を奪うと、6分には相手のビルドアップミスをつなげて最後はビンチェンツォ・グリフォが冷静に追加点を奪取。早い時間帯に2点のリードを奪うことになった。

ただ、これで得点を奪いに行くしかなくなったデュッセルドルフがサポーターの声援を背に反撃を開始。21分にはクロスの折り返しを鈴木のマークを振り切ったアヌアル・エル・アズージが押し込み、1点を返すことに成功した。これにより勢いが増したデュッセルドルフが、後半もボールを保持しながら攻撃を仕掛ける展開となる。

それでも、「カップ戦が難しい試合になるのは想定していたし、何より勝つことが一番。うまく自分たちで耐えながら、いくらボールを持たなくたって相手にやらせてもいいということで試合を進めた。うまく我慢できたかなと思う」とは鈴木の言葉。難しい時間帯が続いたが、チーム全体で体を張った守備で跳ね返していった。

鈴木も「1失点目のところで自分がマークについていけなくて失点してしまった」とする中で、「この試合でなんとか取り返さないとなといけないなと思った。あまり失点のことを気にせず、とりあえずチームのためにハードワークすることを考えていた」と強度の高いプレーを徹底。運動量豊富に動き回ることで守備面で貢献した。

すると、迎えた後半アディショナルタイム。相手のミスを拾った鈴木は、GKが前に出ていた中で直接狙うのではなく「デリー(シェアハント)が抜け出していたのはわかっていたので、とりあえずゴール方向の真っ正面に行けばいいかなぐらいな感じで蹴った」とラストパス。これがダメ押し弾に繋がり、守備だけでなくアシストという形で勝利に貢献した。

タフな90分間を走り切りチームに勝利をもたらした鈴木。まだまだ主力の座を勝ち取ったわけではないが、ここから少しずつピッチで存在感を示すことで自身の立ち位置を確立していきたいところだ。

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