フライブルクに所属する日本代表MF堂安律は、今夏以降の去就がいまだ不透明なようだ。ユリアン・シュスター監督は、残留の可能性を示唆している。
フライブルクは21日、シュスター監督との契約延長を発表。ドイツ『シュポルト1』はこれを機に、現在クラブがプレシーズンキャンプを行っているオーストリアで、40歳のドイツ人指揮官にインタビューを実施。その中で堂安についても質問が飛んだ。
ブレンビーからMF鈴木唯人を獲得するなど、フライブルクは今夏すでに6人の新戦力を獲得。一方で、DFキリアン・シルディリア(→PSV)に続いて、さらなる選手の売却も予想されている。中でも、フランクフルトからの関心が強いとされる堂安を巡る移籍報道は、依然として収まる気配がない。
インタビューの中で「彼と直接話し合って、残留を説得しているのですか?」と問われたシュスター監督は、「いや、もうそうする必要はないだろう。彼自身、フライブルクが自分にとってどういう場所か分かっているからね」と語り、こう続けた。
「彼はここで過ごしてきた年月の中で大きく成長し、その進化は毎年はっきりと見て取れた。昨季は、間違いなく彼のベストシーズンだったと思う」
「彼が持っている要素を考えれば、注目を集めるのは当然だ。でも、彼がここに残る可能性もまだあると思っている。いずれにしても、ここにいる限り、彼はこれまで通り真摯に取り組んでくれるはずだよ」
なお、フライブルクは同日、チームとスタッフの集合写真を公式ウェブサイトに掲載。新シーズンの新ユニフォームを着用した堂安は、最前列に姿を見せている。


