Ritsu-Doan(C)Taisei Iwamoto

今季4点目で勝利に貢献した堂安律。退任発表の指揮官への思いを口に「キャリアを大きく左右してくれた監督」

フライブルクの堂安律が、自身の得点もあり完勝に終わったボルシア・メンヒェングラットバッハ戦を振り返った。

フライブルクは30日、ブンデスリーガ第27節でボルシアMGと対戦した。ボルシアMGは板倉滉、フライブルクは堂安律がスタメン出場した試合は、開始早々にフライブルクが先制。後半早々にも追加点を奪取してリードを広げることに成功した。迎えた57分には、堂安がマクシミリアン・エッゲシュタインとのワンツーから大きな3点目をゲット。このまま試合は終了し、フライブルクが3-0の完勝を飾った。

自身4点目となるゴールを奪った堂安。「なかなかボールをくれなかったので、1つゴールにつなげられたのはよかったと思います」と語り、ゴールシーンを振り返った。

以下に続く

「(ゴールへのイメージは)感覚ですね。それほどあまり考えてはいなかった。受けた時は(そこまで)チャンスがなかったのでストレスが溜まっていましたし、シュートを打ってやろうと思っていた。体が勝手に反応したのでコンディションのいい証かなと思います」

試合全体としては「相手の状態がそれほどよくないというのはわかっていましたし、ちょっとよくなくなってくるとサポーターからのブーイングが出てくるのも予想はできていた」としつつ、「そういうのも含めて僕たちがうまく試合運びをできていましたし、正直、僕たちもそれほど良い試合ができたとは思ってないですけど、結果的に3-0というのは良かったと思います」と勝利を喜んだ。

18日には指揮官となるクリスティアン・シュトライヒ監督が今季限りでの退任を発表。フライブルクで共闘してきた指揮官との別れが近づく中、「もちろん寂しさはありました」とする堂安は指揮官への思いを口にしている。

「間違いなく僕のキャリアを大きく左右してくれた監督です。彼がいなければ、ワールドカップでの活躍もなかったと自分は思っているのですごく寂しかった。でも、これもサッカーのビジネス上、仕方がない。彼がいいシーズンだった思ってもらえるように(やっていきたい)」

「この2か月で間違いなく成長できている。アジアカップの負けが無駄じゃないと思わせないといけないので、そう言い聞かせてやっています」と前を向いた堂安。シーズン終盤戦、さらなるゴール奪取を目指して突き進んでいく。

広告