日本代表MF堂安律が、昨季最終節でフライブルクがフランクフルトに勝っていた場合について語った。
現在27歳の堂安は、今夏、3シーズン在籍して中心選手として活躍したフライブルクを退団。移籍金2100万ユーロ(約35億9000万円)+ボーナス100万ユーロ(約1億7000万円)という、今夏のドイツ国内で最大規模となる取引が成立し、昨季後半から関心を寄せていたフランクフルトへの移籍が今月7日に正式発表された。
昨季最終節のフランクフルト戦では、堂安はキャリアハイにつながる10ゴール目をマーク。5試合負けなしで好調の4位フライブルクは、勝ち点差2で3位のフランクフルトをホームに迎え、チャンピオンズリーグ出場権を懸けた一戦に臨んだ。日本代表の右ウイングは27分に先制ゴールを奪ったが、フランクフルトはハーフタイム間際に同点に追いつき、結局3-1で勝利。フランクフルトは3位でフィニッシュし、クラブ史上初となるリーグ戦の成績によるチャンピオンズリーグ出場権を獲得した。
14日の入団会見で、しばらく前からフランクフルト移籍を選択肢として考えていたことも明かした堂安。その試合での心境について尋ねられると、次のように答えた。
「僕も正直のところ、今だから話せますが、その前から色んな噂話が出てて、フライブルクのチームメイトだったりサポーターとかにそういう冗談を言われていた時間があったので。でも僕にとってはすごいシンプルで。当時やっぱりフライブルクの一選手としてプレーしていたので、フライブルクのために全力でプレーするというのは変わっていなかったので、そこに揺るぎは正直なかったです」
「結果が違っていたら、今頃どういう感じだったかは正直予想つかないですけど、それはそうなっていたら考えていたと思うし、ただあの当時を正直にここで話すと、僕は全力でクラブのためにプレーしたまでで。はい、以上です」
また、その試合では、今ではチームメイトとなったフランクフルトの選手から茶化しがあったという。笑顔を浮かべながらこう振り返っている。
「それこそ試合途中に、ラスト5分ぐらい、もう3-1ぐらいの時からは、近くのフランクフルトの選手が『これで君ここに来ることになったね』みたいな冗談を言われまして。ただ、僕はその時、やっぱりフライブルクの選手として、負けて感情的になっていたので、『何言ってんやこいつ』みたいなこと思っていましたね。ロッカールームでもそういうジョーク言われていて、『お前にとっては結局よかったな』みたいなジョークは言われますけど、僕はその時何も答えられないです」
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