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【現地発】苦しむフランクフルトを支える堂安律、年内最終戦のここまでに手応えは? 「必死にこの半年間やっていた」

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フランクフルトの日本代表MF堂安律が引き分けに終わったハンブルガーSV戦を振り返った。

フランクフルトは20日、ブンデスリーガ第15節でハンブルガーSVと対戦。試合は19分にビルドアップミスを突かれて先制点を奪われたが、26分にナサニエル・ブラウンのクロスをヒューゴ・ラーションが押し込んで試合を振り出しに戻すことに成功した。後半は守備の行き方を変えたことでより主導権を得たが、幾つかのチャンスを決め切ることができず。年内最終戦は引き分けに終わった。

後半は多くのチャンスを作ったため、勝ち切れなかった印象もあるフランクフルトだが、堂安は「妥当な勝ち点1だと思う」と主張。第15節を終えて7位という順位には、「ここ二、三ヶ月はチームとしても苦しい戦いが続いているなか、なんとか勝ち点を拾いながらというのを意識しながら(やっていた)。今のチーム状況やいろいろなことを考えたら、この順位は悪くないと思う」と現状に一定の満足感を示した。

その一方で、ここ数試合、不安定な戦いが続いていることに対しては「チームがいい状況でないというのは間違いない」と言及。「その中でも監督と選手がコミュニケーションを取りながらやれることを意識していますし、冬にまたケガ人も戻ってきたり、補強があったり、いろいろなことで動くと思うので、それに期待して休みたいと思う」と来年に向けた思いを明かした。

今季からフランクフルトに加わった堂安個人としてはブンデスリーガに限れば、ここまで15試合、4得点、4アシストと十分なパフォーマンスを披露していると言っていいだろう。そこに関しては本人も、「もう必死にこの半年間やっていた。本当にすぐに時間が経ちましたけど、やれることはやったかなと思う」と確かな手応えを感じている。

ウインターブレイクに入る中、ワールドカップを含めて「ちゃんと休んで考えようと思います」と来季を見据えた堂安。2026年、どんな堂安が見られるか楽しみにしたい。

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