フランクフルトの堂安律は、ブンデスリーガ第2節ホッフェンハイム戦で2ゴールを挙げ、さらに1アシストも記録。チームを3-1の勝利に導く立役者となった。その見事なパフォーマンスを受け、ドイツ誌『キッカー』は、日本代表MFをこの試合のマン・オブ・ザ・マッチ(MOM)に選出したうえで、第2節のベストイレブン、さらにMVPにも選んだ。
フランクフルトは8月30日、敵地で行われたブンデスリーガ第2節でホッフェンハイムと対戦。加入後すべての公式戦で先発出場している堂安は、17分に見事なミドルシュートを沈めて先制点を奪うと、27分には味方からのラストパスを押し込み2点目をマーク。さらに51分には、ジャン・ウズンの追加点をアシストし、チームの全得点に絡む大活躍を見せた。
このパフォーマンスを受け、『キッカー』は堂安に最高評価となる採点「1」を与え、MOMに選出。マッチレポートでは「フランクフルトの堂安律は、そのひらめきと繊細なテクニックで試合を決定づける存在だった。華麗なミドルシュートと押し込みで2得点を挙げ、さらに3点目を見事にアシストした」と評した。(※ドイツメディアの採点は1が最高、6が最低)
さらに、堂安は『キッカー』のベストイレブンに加え、MVPにも選ばれた。同誌はその理由をこう解説している。
「DFBポカール1回戦のFVエンガース戦(5-0)で挙げた2ゴールが最初の名刺代わりとなり、シンスハイム(ホッフェンハイム)でのパフォーマンスはまさに感嘆符だった。堂安律は、フランクフルト首脳陣が以前から主張していたとおり、“適応期間は不要”であることを見事に証明した」
「美しいカーブシュートでフランクフルトに試合の流れを引き寄せた堂安は、その数分後には絶妙なポジショニングから2点目を押し込んだ。さらに、タイミング抜群のアシストでジャン・ウズンの追加点を演出し、勝負を決定づけただけでなく、自身にとってのキャリア初の大記録も打ち立てた。」
「堂安がブンデスリーガ1試合で3つのスコアポイント(2ゴール1アシスト)を記録したのは、キャリア133試合目で初めての快挙だ。夏にディノ・トップメラー監督が“中央へ切れ込める右ウインガー”を求めた際、チームに新たな要素を加えたいと語っていたが、ホッフェンハイム戦での堂安はまさにチームの中心として輝いた」




