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ホーム最終戦でアシストを記録した鎌田大地。今季は「自分にとって間違いなく過去最高のシーズン」

フランクフルトのMF鎌田大地が、逆転勝利を飾ったホーム最終戦と今シーズンを振り返った。

フランクフルトは27日、フライブルクと対戦。今季限りでの退団が決まっている鎌田は、ホームでのラストゲームを迎えた。試合はフライブルクに先制される展開となったが、後半に鎌田のクロスからランダル・コロ・ムアニが決めて同点に追いつくと、終盤にはディナ・エビンベが劇的ゴールを沈めて逆転。そのまま試合を終え、ホーム最終戦を2-1で締めくくった。

試合後、鎌田は「今日、得点を入れたら僕のユニフォームを掲げると言っていたんですけど、あの時は近くにいなかったので試合が終わったらユニフォームをくれました」とエビンベのユニフォームを着て取材エリアに登場。「試合内容は褒めれるようなものではなかった」としつつも、「終わりよければ全てよしではないですけど、最後にチームも勝てて、最低限のカンファレンス(リーグの出場権)も取れた。これでカップ決勝に挑めるのですごく良かったかなと思います」と試合を振り返った。

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今季、鎌田は最終節でのアシストを含め、32試合に出場して9ゴール7アシストを記録。飛躍の1年となった。自身としても「数字の面に関しては、これ以上ないくらい残せていると思う」と語り、手応えがあった1年だと主張。今季はボランチの比率が高く、トップ下での出場が少なくなった中で、「この数字の残し方は特別だと思いますし、なかなかできることではないと思う。今年一年は自分にとって間違いなく過去最高のシーズンだと思う」とパフォーマンスへの印象を明かした。

また、試合後にサポーターから感謝の横断幕が掲げられたことについては、「毎試合、このスタジアムは特別な雰囲気だと思いますし、こういう試合だけでなくフランクフルトのファンの熱さは、練習試合でもすごい熱いものがある。すごく特別なチームだなと思います」と想いを口にした。

鎌田にとってフランクフルトでのラストゲームは、3日のDFBポカール決勝となる。鎌田は「決勝はより特別な雰囲気でできると思う。ファンのためにもしっかりタイトルを残して、フランクにとっての新しい歴史の一部になれればいい」と語り、最後の試合での勝利を誓っていた。

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