フランクフルトの堂安律が、勝利に終わったボルシア・メンヒェングラットバッハ戦を振り返った。
開幕連勝の後、レヴァークーゼン、ウニオン・ベルリンに敗れて連敗を喫していたフランクフルトからすれば、どうしても勝ち点3が欲しい試合だった。
そういった状況もあり、「前半からすごく勢いのあるチームとしてのやり方ができた」試合は、フランクフルトが序盤から相手を圧倒。11分にセットプレーから先制点を奪うと、15分にはセットプレーの流れから堂安のラストパスをアンスガー・クナウフに決めてリードを広げた。39分には堂安のクロスから今度はファレス・シャイビがゴールをゲット。堂安の2アシストの活躍もあり、前半を5点のリードで折り返した。
後半、6点目を奪った時点で堂安は途中交代でピッチを後にした。結局、「僕たちからしたら少しメンバーを入れ替えながら、途中から出てる選手は点を取りたがってる感じがあったりなどでちょっとバラバラになった感じがあった」と振り返るように、相手の得点を奪うエネルギーに押されて4失点を喫するもそのまま逃げ切って6-4で勝利。連敗を止めることに成功した。
堂安自身も2つのアシストを記録するなど、ハイパフォーマンスを披露。自身のプレーについても確かな手応えを感じているようだ。
「ゴールも欲しかったですけど、個人的にもアシストで数字がついた。ウインガーとしてアシストを残したいという中で、この5試合で数字はネガティブにならない程度は残っている。ここからアトレティコ、バイエルンと続く中で、その前に勝てたのはフィーリングとしてはいいかなと思います」
一方、着々と味方との関係性も良くなっているように見えるが、「フライブルクの3年目に比べたらまだまだ」と語り、さらなる連携面の向上を目指していることを明かした。
「やはり3年をかけて培ったものでプレーするやりやすさはあった。感覚的にも『律に預けよう』とする感覚はありました。ここにはまだ来て二ヶ月で、その感覚はもちろんないですし、11人のうちの1人にまだなってしまっているところがある。ここから数字を重ねるごとに信頼が得られると思うので、時間はかかりますけど、一日でも早くそういう感覚になれるように(していきたい)。今はいいステップを踏めているかなと思います」
来週はチャンピオンズリーグでアトレティコ・マドリーと対戦するが、「僕たちはチャレンジャーとしてやるだけ」と意気込んだ堂安。CLでも目覚ましい活躍を見せられるか注目したい。


