Dino Toppmoeller Frankfurt 2026(C)Getty Images

堂安律の起用法にも疑問…現地紙が解任に繋がったフランクフルト指揮官の“過ち”指摘「シーズン序盤の姿は見られなくなった」

ドイツメディアは、フランクフルトがディノ・トップメラー監督の解任に至った理由を巡り、堂安律の起用法も一因となった可能性を指摘している。

フランクフルトは18日、2年半指揮したトップメラー監督の契約解除を発表。強化責任者のマルクス・クレシェ氏は公式ウェブサイト上の声明で、「我々は彼の専門的な能力、プロフェッショナリズム、緻密な仕事ぶり、そしてチームに対する人間的な接し方を非常に高く評価している」としつつ、「それでもなお、スポーツ部門の責任者として、そして取締役会全体としても集中的な内部評価を行った結果、ここ数週間の成績低下を踏まえ、競技面での新たな刺激が必要だという結論に至った」と決断を説明。「アイントラハト・フランクフルトとして、ダイナミックでアグレッシブかつコンパクトなサッカーを体現するという我々の理念に、今季ここまで十分に応えられていなかった」と述べていた。

ドイツ紙『ビルト』は「トップメラーの5つの最大の過ち」と題した記事で、ブンデスリーガ最多タイの39失点を喫していることを挙げ、解任につながった理由を分析。ボールを奪われたあとのプレスで連携ミスによる失点が多く、チームとして組織的に守れていなかったこと、“戦術オタク”とも言われる同監督が選手たちに多くのアイデアを過度に詰め込みすぎて過剰な負担を強いていたこと、選手たちとの関係において権威を欠いていたこと、さらに13失点が試合のラスト15分に集中しており、フィジカル・トレーニングを担当するコーチに明確な指示を出していなかった可能性があることを記している。

その中で同紙は、一つのミスとして「誤った人選」を挙げ、「シーズン序盤、堂安律はゴール、アシスト、ドリブルで観衆を魅了していた。しかし、守備的なタスクも追加で担わされるようになり、そうした姿は見られなくなった」と示唆。また、トップメラー監督は今冬にレンタルで放出したエリー・ワイについても、2トップで生きるタイプのFWを1トップとしてしか起用しなかったことが過ちだったと指摘した。

一方で『キッカー』のフランクフルト番記者は、「トップメラーは唯一のスケープゴートとすべき存在ではない」と主張。一時は放出候補だったマフムード・ダフードの起用や、2度にわたるミヒャエル・ツェテラーからカウア・サントスへの正GK変更を「監督の迷走」の例に挙げつつも、矛先は選手たちにも向けられている。特に、DFロビン・コッホやアルトゥール・テアト、ベテランのMFマリオ・ゲッツェといったチームをけん引すべき選手が安定感をもたらしていない点には疑問符を付け、選手側にも責任があると考えているようだ。

過密日程の真っ只中で監督解任という決断に踏み切ったフランクフルト。暫定的にU-21チームのデニス・シュミット監督とU-19チームのアレクサンダー・マイヤー監督がチームを指揮することになるが、新監督の招聘によって問題は解決されるのだろうか。

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