ブンデスリーガ2部フォルトゥナ・デュッセルドルフに所属するアペルカンプ真大カールは、日本代表になることを目指しているようだ。地元紙『ライニシェ・ポスト』が伝えた。
現在19歳のアペルカンプはドイツ人の父、日本人の母を持つ東京生まれのミッドフィールダー。2015年にデュッセルドルフ下部組織に加入し、昨シーズンは1部の試合でベンチ入りしながら出場には至らなかったが、今季第2節ヴュルツブルガー・キッカーズ戦ではセントラルMFで途中出場すると、第3節ホルシュタイン・キール戦では同ポジションでフル出場を果たしている。
そんなアペルカンプだが、『ライニシェ・ポスト』曰く、「この若手はいつか日本のA代表に選ばれたいという向上心を隠すことはない」とのこと。また、同紙はU-18日本代表に選ばれたことのある本人のコメントも紹介。現在日本とドイツの国籍を持つ同選手は自身のルーツについて「僕にとって大事なこと」とコメントした上で、欧州最大規模と言われるデュッセルドルフ市の日本人コミュニティーにも触れた。
「もちろん、デュッセルドルフの日本人は、宇佐美貴史や原口元気がここにいたころの方がフォルトゥナへの関心が遥かに強かったです。ただ、人々が僕のことも知ってくれるようになるために頑張りたいと思います」
「名字の発音は日本人記者にとって難しいのでは?」と問われたアペルカンプは「もちろん日本では普通ではないけど、記者たちにとって無理ではないでしょう」と返答。一方、自身のプレーについて「僕のパスは悪くないと思うし、同僚たちを見ています。それにピッチ上では常にアイデアがあるので、僕たちのプレーに創造性を持ち込むことを狙っています」とも話していた。
なお1勝2敗で11位につけるデュッセルドルフは18日の第4節ではホームで7位レーゲンスブルクと対戦。アペルカンプはこの一戦でもスタメン入りが予想される。
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