Sabitzer Borussia DortmundGetty/GOAL

PK決まるもノーゴール…ドルトムント戦での奇妙な判定に元独代表「理解できない」

元ドイツ代表MFディトマール・ハマン氏が、ブンデスリーガ第28節ボルシア・メンヒェングラットバッハとドルトムント戦で起こった奇妙な判定について激怒した。

問題となったのは、ボルシアMGとドルトムントが相対した試合の50分に起きた。2-1でリードしていたドルトムントの攻撃場面、後方から相手最終ラインの背後にボールが出ると、抜け出したカリム・アデイェミがヨナス・オムリンに倒され、主審はホイッスルを吹いてPKの判定を下した。

キッカーを務めたマルセル・サビッツァーは、このPKを難なく沈め、この試合ですでに2ゴールを奪っていたことからハットトリックが達成されたかと思われた。しかし、ゴールが決まった直後に笛が吹かれ、主審はVARとの会話後、オン・フィールド・レビューが実施されることに。結果、ピッチサイドのモニターに駆け寄って判定を確認した主審は、PKになった場面をノーファウルと判定し、PKは決まっていたもののノーゴールの判定となった。

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この判定に激怒したのがハマン氏だ。『スカイ・ドイツ』のインタビューに応じたハマン氏は、「彼らは我々全員をバカにしている」と厳しく非難した。

「PKの笛を吹くことはできるが、吹く必要はなかった。つまり、PKの笛を吹いたら、PKは成立しなければならない。そして判定が覆るまで3分半かかった。そこで私は自問した。3分半の間、彼らは何をしているのだろうとね。それが理解できないし、なぜレフェリーがその後コメントしようとしないのかも理解できない」

結局、この判定取り消しの後にスコアが動くことはなかったが、疑問の残る判定になってしまった。

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