フライブルクの堂安律が、敗戦に終わったバイエルン戦を振り返った。
フライブルクは25日、ブンデスリーガ第19節でバイエルンと対戦。連敗中のフライブルクは試合序盤から相手にボールを保持されると、前半15分にハリー・ケインのゴールで先制点を奪われてしまう。その後はソリッドな守備で我慢の時間を続けたが、54分にセットプレーから追加点を献上。68分に堂安のCKから1点を返したが、あと一歩届かずに1-2で敗れ、リーグ戦3連敗となった。
試合全体を見れば、ここ数試合もったいない失点が続いていた中、バイエルンを相手に”我慢の守備”はできていたという捉え方もある。実際に堂安も「90分を通して、チームとしてオーガナイズしていた中で失点してはいないので悪くはなかったと思う」と守備の改善に対する手応えを語ったように、最近見られていた緩さは感じられなかった。
ただ、サッカーは勝利が求められるスポーツである。そう考えると、勝つためにどうすればよかったかはもう一個先の改善点だ。堂安はバイエルンに対して守備に追われる展開になるのを理解した上で、もっと自チームでボールを保持することの重要性を説いている。
「やはり前半からあれだけボールを持てないと、バイエルンを相手に90分間守備するのは不可能に近い。どこかでボールを持って、自分たちが一呼吸するようなシーンがないときついなと思っていた。ボールを保持することが全てゴールに行くためだけの保持ではない。どこかでタメを作れないと」
この話の流れで堂安が例に出したのは日本代表だ。
カタール・ワールドカップの時に守備に追われる時間が長く「上に行くためにはボールを持つことが必要」と自分たちが感じたことで、近年の日本代表はボールをいかに保持するかにこだわるようになった。その状況に現在のフライブルクは似ており、上位陣を相手にどうやってボールを保持する時間を増やすかが明確な課題となっている。
「もちろん守備は頑張らないといけないのはベーシックにある中で、やはりボールを持てないとキツい。どこかで一呼吸して、守備の強度を上げるために休まないと。ずっと守備をしていては難しい。タメを作れる選手が正直、僕以外にいない状況ではある。そういう意味では、もっとチームに変化を加えていきたい」
チームの問題点をどう改善するか考えつつ、堂安は自身への要求を怠らない。勝利を積み重ねていくためには課題が山積みだが、目の前の勝利を求め、堂安は次なる試合へと準備を進めていく。




