今季ブレーメンでプレーする日本代表DF菅原由勢は、加入してからの日々を振り返った。クラブの公式ウェブサイトがコメントを紹介している。
現在25歳の菅原は、昨夏に買取オプション付きのレンタルでサウサンプトンから加入。日本人の母、ドイツ人の父を持つU-21ドイツ代表GK長田澪が同僚となった同チームで、加入直後の第2節から右サイドバック、あるいは右ウイングバックとしてすべての公式戦に先発出場し、4アシストを記録するなど活躍を見せている。
勝ち点18で13位につけるチームで不動のレギュラーとなった菅原だが、「ブレーメンでの前半戦はとても楽しめましたが、これまでの結果には失望しており、満足していません。例えば、(いずれも引き分けの)ハイデンハイム戦、ケルン戦、マインツ戦では勝ち点を落としてしまいました。さらに、ダービー(ハンブルガーSV戦)にも敗れました。あの試合は決して落としてはいけなかったです」と複雑な胸中を明かした。とはいえ、「それでも前向きに進む必要があります。フォーメーションを変更し、シーズン残りに向けて良い感触を持っています。残りは17試合あり、もっと良くなるために取り組まなければなりません」と前を向き、ポジティブに語った。
一方で、まだ記憶に新しい16日の第18節、後半アディショナルタイムの失点で3-3の同点に追いつかれたフランクフルト戦は、まだ消化し切れていないようだ。「ファンにとっても、あの試合をすぐに忘れるのは難しいと思います。勝ち点3はほぼ手中に収めていました。だからこそ、僕たちも彼らと同じくらい失望しています。試合後はよく眠れませんでした。翌日はすぐにスタジアムでトレーニングがあり、ロッカールームに戻ったときも、またあの試合のことを考えてしまいました」と認めている。「それでも、僕たちは前に進み続けます。すでに土曜日のレバークーゼン戦で、次に勝つチャンスがあります」と切り替える必要性を強調した。
菅原はチームが抱える課題も口にした。「試合が終わるまで一貫性を保つべきです。自分たちのクオリティを信じる必要があります。試合中に想定外のことが起きたとしても、プロフェッショナルに対応し、チームとして連係しなければなりません」と指摘したうえで、「例えば、ビハインドを負ったときにどう振る舞うかが重要です。そこから巻き返すためには、最初から最後まで強い意志を持って臨む必要があります」と話している。
また、今年は6月にアメリカ、メキシコ、カナダの3カ国共催のワールドカップ(W杯)が開幕する。これまでW杯に出場していない菅原だが、自身のメンバー入りについては「正直、まだ分かりません。日本代表の中には長期離脱している選手もいます。ですが、もちろん出場したいです。W杯でプレーすることは、自分のキャリアにおける最大の夢の一つです」と同大会への思いを語った。ただし、今は同大会について考える時期ではないとも考えているようだ。
「ただ、今はそれについて考えても意味がありません。たとえ素晴らしい考えだとしても、僕はブレーメンと次のレバークーゼン戦に集中しなければならないからです」


