Yukinari Sugawara Bremen 08302025(C)Getty Images

菅原由勢、ブレーメン移籍の舞台裏を語る「本来の計画はサウサンプトン残留でプレミア復帰を果たすことでしたが…」

ブレーメンに加入した日本代表DF菅原由勢が、クラブ専門メディア『ダイヒシュトゥーベ』のインタビューに応じ、その中で移籍の舞台裏にも触れている。

現在25歳の菅原は2019年から欧州でプレー。2019年夏に名古屋グランパスから渡ったオランダのAZでは公式戦200試合近くに出場し、昨夏にはプレミアリーグ昇格組のサウサンプトンへ。そして今夏の移籍市場終盤に、1シーズンで降格した同クラブを離れ、買取オプション付きのレンタルでブレーメンに移籍した。

そんな菅原だが、インタビューで「本来の計画はサウサンプトンに残ってプレミアリーグ復帰を果たすことだった」と告白。一転して新天地を求めた理由については、こう明かしている。

「選手としては、どうすればさらに成長できるか常に考えているものです。そんな中でブレーメンからオファーが届いたとき、これは自分にとって理想的なチャンスだと確信しました。サウサンプトンの監督(ウィル・スティル)にそのことを伝えるのは簡単ではありませんでしたが、そうすべきだと信じていましたし、彼らも理解してくれました」

移籍先がブレーメンに決まる前、イタリアのクラブも関心を示していたとの報道について問われると、こう答えている。

「イタリアから正式なオファーを受けたことは一度もありません。だから移籍を考えたこともありませんでした。確かに複数のクラブが興味を示したことはありましたが、具体的なオファーはなかったのです」

加入直後から右サイドバックとしてレギュラーに定着した菅原。新天地での印象も上々だ。

「ブレーメンは本当に素晴らしいクラブです。ファンも最高です。デビュー戦となったレヴァークーゼン戦では、ウォーミングアップ中からすでに歌声が響いていて、あれは完全にクレイジーでした。試合中の雰囲気も素晴らしく、大きな力をもらいました。クラブで働く人たちも皆さん驚くほど親切で、ここは自分にとって完璧な環境だと感じています」

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