ブレーメンのGK長田澪は、夏にクラブを離れたGKミヒャエル・ツェテラーの存在を忘れさせるほどのパフォーマンスを披露しているようだ。ドイツ紙『ビルト』が報じている。
欧州での登録名はミオ・バックハウスの長田は、今夏ツェテラーのフランクフルト移籍に伴い、ブレーメンの新たな正守護神に指名。21歳の日独ハーフは序盤こそ不安を感じさせたものの、肩の負傷も乗り越え、現在は頼れるGKとして定着している。
『ビルト』によると、「その好パフォーマンスは数字にも表れている」という。前正GKとのデータ比較の中で、「バックハウスはブンデスリーガの正GKの中でセーブ率4位(68.4%)を記録。一方、前正GKのツェテラーは15位(57.5%)にとどまっている」と記すと、「クロス対応では、バックハウスはリーグトップ。空中で31本をキャッチしており、1試合あたり約2.4本に相当する。フランクフルトでプレーするツェテラーは、わずか0.9本に過ぎない(出典:Sportec Solutions)」とも指摘している。
また記事を「バックハウスはツェテラーを忘れさせている」と題した同紙は、U-21ドイツ代表でもある長田の『transfermarkt.de』における先日の更新で、市場価値が400万ユーロから1000万ユーロ(約18億3000万円)に上昇したことにも言及。「バックハウスの市場価値(1000万ユーロ)は、今やツェテラー(450万ユーロ)の2倍以上となっている」とし、評価額の面でもフランクフルトで現在正GKを務める先輩を上回ったと伝えた。

