Shio-Fukuda(C)Taisei Iwamoto

福田師王、練習試合で2ゴールを奪取!メンバー外が続き「誰よりも悔しい思いをしていた」

ボルシア・メンヒェングラットバッハの福田師王が、勝利に終わったKASオイペン戦を振り返った。

ボルシアMGは21日、トレーニングマッチでベルギーのオイペンと対戦した。試合はボルシアMGが自陣から組み立てながら攻撃を仕掛けていく中、14分に右サイドからのクロスを福田が打点の高いヘディングで合わせてゴールを奪取。これでリードを奪うと、うまくゲームをコントロールしながら攻撃を繰り出していった。迎えた後半早々には再びクロスに反応した福田がゴールを奪取。このリードを守ったボルシアMGは、福田の2得点の活躍で2-0の勝利を飾った。

福田は1月のレヴァークーゼン戦でトップチームデビューを飾って以降、途中出場でチャンスをもらっていたが、ここ数試合はベンチ外が続くなど、なかなかピッチに立つ機会を得ることができていない。

そういった状況もあり「ここ3、4試合くらいメンバー外で誰よりも悔しい思いをしていた」とする福田は、「今日こそは絶対に点を決めて、次のフライブルク戦でベンチに入るという気持ち」で試合に臨んでいたという。そんな中で、しっかりとチャンスをモノにして2つのゴールを奪取。「自分の得意であるクロスへの入りもそうですし、最後まで詰めるという意識は誰よりもあるので、そういうところで自分の良さが出せた」と喜んだ。

ただ、試合を通して見ると、ワントップというポジションでの課題も。前線でのポストプレーでなかなかボールを収めることができず、攻撃のリズムを止めてしまう場面も見られた。そこについては「収めるところでは、うまくコミュニケーションを取れていない選手もいる。そこは今日いろいろ話してできたところもあるし、徐々に合わせていければ」と語り、課題を理解しつつ前を向いた。

「(周りのFWの)いいところを盗んで、自分の良さを伸ばせればもっといい選手になれると思う。焦らず、自分らしく、またここから頑張っていけたら」と思いを口にした福田。来週末のフライブルク戦でベンチ入りすることができるか注目したい。

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