ボルシア・メンヒェングラットバッハはFW福田師王の去就について、現地メディアが注目している。
昨年1月にブンデスリーガデビューを飾った福田。しかし今季はなかなか出場機会を得られず、11日にホームで行われた第16節のバイエルン・ミュンヘン戦(0-1)が初出場に。DF板倉滉もフル出場したこの試合だが、20歳FWは0-1で迎えた後半アディショナルタイム3分に投入されると、その直後に味方からのパスに反応するも、ゴールには至らなかった。
ボルシアMGを専門とするメディア『Gladbachlive』は、「福田はトップレベルの相手としか対戦してはいけないようだ!」と主張し、昨季後半戦に起用された試合を紹介。「デビュー出場は2024年1月27日の後にマイスターとなるレヴァークーゼン戦(11分間)で、それからはバイエルン・ミュンヘンとRBライプツィヒ相手にそれぞれ5分間プレー。そのほか、欧州コンペティションに出場することになるホッフェンハイムや準優勝のシュトゥットガルト相手にも短時間の出場機会が与えられている」と指摘している。
同メディアによれば、福田はこれまで合計33分間のプレー時間を記録したとのこと。しかし11日のバイエルン戦を含め、福田の出場試合でボルシアMGが勝ち点を確保したのは1年前のレヴァークーゼン戦(0-0)のみであることに触れ、「日本の至宝がピッチに立つのはゴールが求められるとき、つまり敗色が濃厚となっているときだけのようだ」との見解を続けた。
さらに福田について「ゴール嗅覚は確かに有する」としつつ、他のアタッカーと同じく、ジェラルド・セオアネ監督が1トップとして起用するFWティム・クラインディーンストからポジションを奪うのは難しいと分析。「なので福田にとって、高いレベルで実戦経験を積むためには冬のレンタル移籍は賢明な選択肢だろう」とし、「そこ(レンタル先)ではいつもバイエルンやレヴァークーゼン戦ばかりではないだろうし…」と記事を締めくくった。
2023年1月にボルシアMGのU―19チームに加入し、昨年1月に正式にトップチームへ昇格した福田。今季は10試合に先発出場(4ゴール1アシスト)している4部リーグのセカンドチームが主戦場となっているが、武者修行に送り出されるのだろうか。




