ボルシア・メンヒェングラットバッハの強化担当、ローランド・ヴィルクス取締役がドイツ『スカイ』のインタビューに応じ、その中で日本代表DF板倉滉の現状について語った。
現在28歳の板倉は、2022年夏にボルシアMGに加入。今季はほぼすべての公式戦でフル出場を果たし、来季の欧州カップ戦出場を目指すチームの守備を支えている。一方で、昨夏以降は移籍報道が絶えず、先日地元紙『ライニシェ・ポスト』は「イングランド、スペイン、フランス、オランダのクラブに加え、バイエルン・ミュンヘン、ボルシア・ドルトムント、レヴァークーゼン、フランクフルトといったブンデスリーガのライバルクラブからも関心が寄せられている」と報じた。
ヴィルクス氏は、今夏の移籍市場で注目を集めそうな板倉について「コウは素晴らしいシーズンを送っている。それにより市場で彼が魅力的な存在となるのは当然だろう」と切り出すと、こう続けた。
「これはむしろ全関係者にとってポジティブな状況だ。コウ自身もメンヒェングラットバッハで非常に快適に過ごしている。ただし、どの選手にも夢があるのは当然のことだし、今は様子を見守る段階だ。はっきり言っておくが、コウが『逃げ出そうとしている』わけではまったくない。それでも、移籍市場がどのように動くかは、現時点ではまだ予測できない」
なお、板倉はボルシアMGでこれまで公式戦77試合に出場し、7ゴールを記録。チームは第30節終了時点で9位につけており、UEFAカンファレンスリーグ出場圏である6位のマインツとは勝ち点3差、ヨーロッパリーグ出場圏の5位のフライブルクとは勝ち点4差に位置している。

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