Ko-Itakura(C)Taisei Iwamoto

直接対決では完敗…板倉滉が語る堂安律の凄み。「ボールが収まるし、自分でクリエイトできる」

ボルシア・メンヒェングラットバッハの板倉滉が、完敗に終わったフライブルク戦を振り返った。

ボルシアMGは30日、ブンデスリーガ第27節でフライブルクと対戦した。ボルシアMGは板倉滉、フライブルクは堂安律がスタメン出場した試合は、ボルシアMGがボールを保持しながら攻撃を展開。逆にフライブルクはマンツーマン気味の守備からボールを奪い、素早い攻撃でゴールに近づいていった。

試合は開始早々にフライブルクが先制すると、後半早々にも追加点を奪取してリードを広げることに成功。迎えた57分には堂安が大きな3点目を奪って試合の大勢を決めた。このまま試合は終了。ボルシアMGは0-3で完敗を喫した。

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3失点した後には多くのサポーターがスタジアムを去ることに。試合終了のホイッスルが鳴った際にはサポーターから大きなブーイングが鳴り響くなど、悔しい敗戦に終わった。板倉は現状を「苦しいですね」と表現しつつ、試合を振り返った。

「こんなに勝つのが、1勝するのが難しいのかと思います。後半の流れを見てもあまり良くなかったと思いますし、前半はもっとチャンスがいっぱいあった中で、そういうところで決め切れていればなと思うところもある。たた、こういう結果になったし、ああいうスタジアムの雰囲気になってしまうのはいままでの流れもあるので、気にせずやり続けるしかないですね」

後半にはどうにか状況を打破しようと自らドリブルで持ち上がる場面も。そういったプレーについて板倉は「何か変えたいなという思いは後ろから見ながら感じていた」としつつ、「やはりドリブルで最後まで行けるわけではないけど、局面をああやって一個打開できるところはしていかないといけない」と思い自ら行動に移していたようだ。

一方、日本代表のチームメイトで、この日、得点を奪った堂安とはブンデスリーガで初めてスタメン同士で対戦した。板倉は「やられました。いい選手ですね」と語りつつ、ピッチで見た堂安の凄みを口にしている。

「自分とは逆サイドだったので対峙することはなかったですけど、ボールが収まるし、自分でクリエイトできる。周りを使いながら入ってこれる選手なので、逆サイドから見てても嫌だなと思った。ボールを失わないし、あそこで落ち着いて味方につなげるのは非常に大きいな、と。味方にいてほしいなと思いました(苦笑)」

「悔しかったですけど、お互いケガなく、まずはシーズン終了まで頑張りたいなと思います」と語った板倉。難しい戦いが続くが、次の試合で勝利を手にできるか注目したい。

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