バイエルン・ミュンヘンを象徴する元ドイツ代表のトーマス・ミュラーだが、今夏以降の去就に関して悩むことはないようだ。クラブのクリストフ・フロイントSD(スポーツディレクター)のインタビューに割り込んで、自虐ネタを連発している。
現在35歳のミュラーは、15日のブンデスリーガ第17節ホッフェンハイム戦(5-0)でバイエルン選手として通算731試合目の公式戦に出場。今季はリーグ戦のスタメン7試合と先発出場の機会は減っているものの、この日は6分にリロイ・サネの先制弾をアシストするなど、大勝に貢献した。
そんなミュラーだが、現行契約は今季限りで満了に。現役続行か、引退を決断するかなど、去就に注目が集まっている。そしてホッフェンハイム戦後、フロイトSDがドイツ『ARD』インタビューで自身の名前を口にした際、35歳MFがカメラ前に“乱入”。移籍市場での活動や現メンバーとの契約交渉について言及していたSDに向けて、「もうひと儲けしたいのなら急ぐべき。どこかのバカクラブが50万ユーロ(約8000万円)出すかもしれないよ」と自身の売却を“提言”した。
続けて、上機嫌な大ベテランは「(プレーするのは)もちろん楽しい」と話し、今後については「メリットとデメリットのリストがある。僕はもう若手じゃない。とてもリラックスしている。自分でもあまり深く考えていないので、ここで明かすこともないよ」とコメント。最後に「それにまだ1月だ。1月の末まで売りに出されるかもしれないからね(笑)」と付け足している。
なおミュラーは、フロイトSDの前にも『スカイ』でインタビューを受けていたサネも“妨害”。自身の去就について語っていたサネだが、後ろでジャマル・ムシアラとふざけるミュラーの姿を指して、「居心地は良いよ。特にここではあの2人の変わり者も一緒だしね」と苦笑いを浮かべていた。




