バイエルン・ミュンヘンのMFアレクサンダー・パヴロヴィッチは復帰時期が不透明のようだ。マックス・エーバル取締役が、離脱の原因となった病名を明かした。
現在20歳のパヴロヴィッチは昨季にバイエルンのトップチームでデビューし、昨年6月からドイツA代表のメンバーに。ヴァンサン・コンパニ監督を迎えた今季のバイエルンでも公式戦21試合に出場し、守備的MFとして活躍していた。
しかし、そんなパヴロヴィッチは2月28日のブンデスリーガ第24節シュトゥットガルト戦から感染症により離脱。エーバル取締役は、11日に行われたチャンピオンズリーグのレヴァークーゼンとの第2戦後、『キッカー』などの現地メディアに対し、「彼は伝染性単核球症を患っている。これは時間がかかるものだ」とその具体的な病名を明かした。
伝染性単核球症は、主にエプスタイン・バールウイルス(EBV)によって引き起こされる感染症で、主な症状は発熱、喉の痛み、リンパ節の腫れ、倦怠感など。特に激しい疲労感が長引くのが特徴とされ、症状は通常2~3週間続くが、それ以上長引くこともあり、正確な回復期間を特定するのは難しいとされている。
なお、パヴロヴィッチが昨年10月に鎖骨骨折で離脱を強いられた際と同様、現在もMFレオン・ゴレツカがその代役としてプレー。昨夏や今年1月にも移籍の可能性が報じられた30歳MFはここ4試合、スタメンに名を連ねている。


