現役引退を発表したGKジャンルイジ・ブッフォンに対し、かつての盟友らがメッセージを送った。
1995年に17歳でトップチームデビューを果たしたブッフォンは、2001年に当時のGK歴代最高額の移籍金でユヴェントスへ移籍。その後は2018年にパリ・サンジェルマンへ加入すると、1年後にはユヴェントスへ復帰して2年間プレー。そして始まりのクラブであるパルマへと復帰し、2シーズンを過ごしていた。
そんな今年1月に45歳になったイタリアのレジェンドだが、2日に自身のSNSで現役引退を発表。セリエ10度優勝に最多出場(657)、13回のリーグ最優秀GK賞に加え、イタリア代表としても最多出場(176)記録を誇る他、2006年にはワールドカップ優勝の立役者となった偉大なGKがピッチに別れを告げた。
そして、ブッフォンの盟友たちもメッセージを送っている。イタリア代表としてともにワールドカップを勝ち取り、ユヴェントスでも数々のタイトルを掴んだアンドレア・ピルロ氏は、4枚の写真とともにSNSで以下のように綴った。
「私にとってジジ(ブッフォンの愛称)は『人生で最高の日々』を意味する。私たちを結びつけているのは思い出だけじゃなく、深く誠実で情熱的な友情なんだ。世界のサッカー界のスーパーマン、今日から君は私たちの時代のヒーローだ」
また、同じくユヴェントスとイタリア代表で共闘したクラウディオ・マルキージオ氏は、幼少期のエピソードを交えて祝福している。
「エンツォ・フェラーリはこう言った。『子供に紙と絵の具を果たして車を描いてと言えば、必ず赤い車を描くだろう』と。同じように、子供にGKの絵を描かせれば、必ずジャンルイジ・ブッフォンを描くだろう。デッレ・アルピのゴール裏であなたを初めて見て、ゴールキックの時にボールを渡した。それからは……知っての通りだ。人生の後半戦を楽しもう。ピッチでしか見つけられないアドレナリンはもうないだろうけど、新しい感動があるはずなんだ! 大きなハグを。クラウディオ」
さらに、PSG時代に共にプレーしたキリアン・エンバペも「あなたと肩を組み、伝説的なキャリアと交わる機会を得たことは、僕にとって巨大な名誉なんだ。貴重なアドバイスをくれた金字塔は、僕の生涯の財産になるよ。良い旅を。そしてありがとう」と感謝を綴った。
