Gianluigi Buffon Juventus 2021Getty

ブッフォンが明かす「パルマは自分のルーツ。僕はナルシストな芸術家のよう」

セリエBパルマに復帰した43歳の元イタリア代表GKジャンルイジ・ブッフォンが、イタリア紙『レプブリカ』のインタビューに応じて語った。

ブッフォンは今夏、PSG(パリ・サンジェルマン)で過ごした2018-19シーズンを挟み、長年にわたって所属したユヴェントスを退団。古巣パルマに20年ぶりとなる復帰を果たした。ブッフォンは自身の心境を明かす。

「ユヴェントスは非常に良い状態にあり、偉大なGKも所属している。僕自身、芸術家のように感じていて、引退はしたくなかったんだ。芸術家は能力がある限り、常に自分の力を示したいという意欲を持っているだろう。自己満足というかある意味、ナルシストなようなところがあったのかもしれない」

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「パルマ復帰には興奮したよ。僕のルーツがある場所だからね。ただ、決断を下す前には、自分自身に問いかけ、まだエネルギーは残っているかどうかを確かめた。それから自分の気持ちもね、気持ちがなければ、カードゲームにも勝てないだろうからね」

「僕はいろんなことに興味を持っていて、サッカー以外のことに時間を費やせるようになることも楽しみにしている。しかしここ2年、自分自身が現実的になれることを示せたと思う。僕は複雑だがシンプルな人間で、夢を抱くことでエネルギー源にしている。ただ、夢の多くは理想や幻想で終わってしまったけどね。うつ病は遠い過去のことだが、自分にとって大切な記憶だ。苦しんだことで、1日の中のあらゆる瞬間が濃縮されたものになるかもしれないことを理解できるようになったからね」

続いてブッフォンは、さらなる将来について問われると、「わからない。もしかしたら、またびっくりするような場所へ行くかもしれない。フィジカル、メンタル面ともに十分な状態で43歳を迎えることができるとは思っていなかった。僕にとって最高のプレゼントであり、驚かされた。将来的にユーヴェに復帰するかどうかについては、現時点で何も合意はない」と語った。

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