マンチェスター・ユナイテッドのポルトガル代表MFブルーノ・フェルナンデスは、サウジアラビアからのオファーなどについて語っている。
マンチェスター・Uで公式戦299試合出場100ゴール87アシストを記録し、キャプテンとしてチームを牽引するブルーノ・フェルナンデス。そんな31歳MFだが、今夏にはサウジアラビアへの移籍が大きな話題となり、アル・ヒラルから年俸最大5000万ユーロ(約89億円)のオファーを受け取ったことが伝えられていた。しかし超高額の給与を拒否し、マンチェスター・Uでのプレーを続けている。
『The Athletic』のインタビューで当時を振り返ったブルーノ・フェルナンデスは、マンチェスター・U幹部やポルトガル代表のチームメイトであるクリスティアーノ・ロナウドにも相談したことを明かしつつ、最も重視したアナ夫人とのやり取りを告白した。
「彼女が最初に言ったのは『このクラブで達成したいことは全部できたの?』だったよ。僕がまだ達成できていないことを、彼女は知っていたからね。家族はここで本当に快適に過ごしているよ。子どもたちも気に入ってくれているね」
年俸最大5000万ユーロという破格のオファーを断ったブルーノ・フェルナンデスだが、お金に対する考え方も語っている。
「お金は誰にとっても大切なものだ。だけど僕は、お金を数えたり、将来的に困るような状況にないんだ。正しいことをし続ければね。僕も家族もあまりお金を使うタイプじゃない。贅沢するのは好きだけど、まだどんな未来が待っているのか、そして子どもたちに何を与えたいのか、どのように成長してほしいのか。それをとても意識しているんだ」
「僕と妻は2人とも裕福な家庭じゃなかった。テーブルに食べ物がないと感じるほどではなかったけど、その苦労はよくわかっている。母には9人の兄弟姉妹がいるし、僕も人生の厳しさはよく学んできたつもりだ。正直に言うけど、選手キャリアを終えたら家でのんびりと過ごし、父と時々コーヒーショップに行くような生活を送りたいね」
一方でブルーノ・フェルナンデスは、今夏にはサウジアラビア以外にもヨーロッパのクラブからもオファーがあったことを告白。そして、自身の将来について「まだ連絡を取ってくる人はいるし、来年も僕を熱望していると言う人たちがいる。でも、代理人も僕の仕事への姿勢をわかっているし、話したいのであればワールドカップが終わってからだ。それまでは誰とも話はしない」と語った。




