現地時間6日、イングランド・プレミアリーグは第7節が行われ、三笘薫の所属するブライトンはホームのAMEXスタジアムにトッテナムを迎えた。
三笘が7試合連続となる先発出場を果たしたブライトンだが、好調トッテナムを相手に立ち上がりから守勢を強いられる。ボールを保持して圧倒的に攻め込むトッテナムに対し、ブライトンは防戦一方の時間が続き、三笘もなかなかボールに触る時間を作ることができない。
迎えた23分、マディソンが高い位置でボールを奪い、ソランケのスルーパスに抜け出したブレナン・ジョンソンがダイレクトでゴール左へと沈め、トッテナムが先制する。B・ジョンソンはこれで公式戦6試合連続ゴール。
三笘は28分にようやくペナルティーエリア左でボールを受けて仕掛ける機会を迎え、右足アウトで上げたクロスはGKがパンチングで逃れた。さらに32分、サイドチェンジを受けた三笘が再びアウト再度でゴール前に入れると、抜け出したウェルベックがフリーで合わせるもゴール右へと外してしまう。ウェルベックも思わず頭を抱えた。
徐々に反撃に出始めたブライトンだったが、37分にカウンターからヴェルナーのパスをペナルティーエリア手前左で受けたマディソンが右足でシュート。これはGKフェルブルッヘンの守備範囲かと思われたが、雨でボールが滑ったのかはじききれず、ゴール右へと決まってトッテナムが追加点を挙げた。
2点ビハインドで後半を迎えたブライトンは、カディオグルに代えてエストゥピニャンを投入。すると48分、三笘が左サイドから左足で入れたクロスがファーサイドに流れ、これを拾ったミンテが左足でゴール右へと押し込みブライトンが1点を返す。
さらに58分、エストゥピニャンが中にポジションをとった三笘に預けると、三笘のパスをゴール前で受けたラッターがDFをかわして左足でゴール右へと沈め、ブライトンが試合を振り出しに戻した。
ホームの声援を受け、完全に流れを引き寄せたブライトンは66分、右サイドからのスローインを受けたラッターがDF3人に囲まれながらも粘って突破し、ラインぎりぎりから滑り込んでクロスを上げる。これをゴール前のウェルベックが頭で合わせ、ブライトンが逆転に成功した。
0-2からの逆転を許したトッテナムはヴェルナー、ベンタンクールを下げてサールとビスマを投入。積極的にシュートを打ってブライトンゴールを脅かすが、GKフェルブルッヘンの好守もありゴールが奪えない。
アディショナルタイムの4分間もトッテナムの反撃をしのいだブライトンが、ホームで0-2からの逆転勝ちを収めた。
■試合結果
ブライトン 3-2 トッテナム
■得点者
ブライトン:ミンテ(48分)、ラッター(58分)、ウェルベック(66分)
トッテナム:B・ジョンソン(23分)、マディソン(37分)




