Hurzeler(C)Taka Nishina

ブライトン監督、日本の暑さに「イギリスとまったく違う。でも言い訳にはならない」…三笘薫は「違いを作り出せる選手」

ブライトンのファビアン・ヒュルツェラー監督は、鹿島アントラーズ戦に向けた意気込みを語った。

昨シーズン限りでロベルト・デ・ゼルビ前監督が退任し、新たに31歳のヒュルツェラー監督を迎えたブライトン。新体制の下ですでにプレシーズンがスタート、そして今夏には「ブライトン&ホーヴ・アルビオン・ジャパンツアー2024」を開催し、24日に国立競技場で鹿島アントラーズと対戦する。

そして鹿島戦の前日会見に登場したヒュルツェラー監督は、「今回の試合は本当に楽しみ。日本の2つの強豪チームと対戦できるし、ワクワクしているよ。試合をすることでいまチームがどのような状態にあるか確認することになる。もちろんプレシーズンなので難しい部分もあるけどね」としつつ、来日した印象を語っている。

「日本に来ることができて、まだ少し見ただけだが、日本ならではの伝統や近代的なビルなどがうまく融合されているね。素晴らしい街だよ」

また、三笘薫については「彼は違いを作り出せる選手だ。1つのアクション、ドリブル、シュートで試合の展開自体をガラッと変える力を持っているね。彼がさらに成長できるように必要なサポートをチームとして十分に与えていきたいね。今週は彼にとって特別な1週間になるので、そういう意味でもすべてを与えたい。振り返った時に、本当に特別な思い出深い1週間と思ってくれることを期待するよ」と明かした。

新シーズンからチームを指揮するヒュルツェラー監督は31歳。所属するジェームズ・ミルナー(38歳)やダニー・ウェルベック(33歳)ら歳上の選手を指導することになる。指揮官はそういったベテラン選手の力を借りつつ、「勝利の文化」を確立したいと語った。

「私は権威主義の人間ではないし、アイディアの力を信じているんだ。それで選手を説得したい。もちろん、歳上の選手はたくさんいるけど、むしろそれはチームにとって有利な点なんだ。彼らの経験やアイディアを活用し、チームとして向上するように導くのがもっとも重要だ。ただし、最終判断は私がする。上から目線ではないが、彼らのアイディアを吸い込みながら活かして、チーム全体を底上げしたい」

「このチームにはすでに価値があるし、その貴重な価値を継続して、勝利の文化を強めていきたい。そのためには、既存のうまくいっていないものを打破し、トレーニングも強化していかないとね。違った考えもいれる必要がある。だが、勝つためには努力が必要だ。それはチーム全体もそうだし、個々人もそうだ。ピッチ内外で努力が必要だよ。勝利の文化を入れていきたいと思っている」

そして、日本の気候については「もちろん、ブライトンとは違うね。でも、気候は選べないんだ。適応するしかない。ブライトンとはまったく違うけど、チーム全体で一緒に苦労しながらできる限り良いパフォーマンスをしていく。まだプレシーズンの状況だが、その中で暑いとかは言い訳にならないんだ。選手には最高のパフォーマンスを要求していくし、一緒に苦労しながら最高のパフォーマンスを見せたい」と意気込んでいる。

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