ブライトンは24日、国立競技場で鹿島アントラーズと対戦した。
昨シーズン限りでロベルト・デ・ゼルビ前監督が退任し、新たに31歳のファビアン・ヒュルツェラー監督を迎えたブライトン。新体制の下でプレシーズンがスタート、そして今夏には「ブライトン&ホーヴ・アルビオン・ジャパンツアー2024」を開催し、24日に国立競技場で鹿島と激突した。
三笘薫や38歳ミルナーらに加え、期待の新戦力である20歳FWヤンクバ・ミンテらが先発に名を連ねたブライトン。システムは4-4-2を採用し、三笘は左サイドに入った。試合開始直後からテンポ良くボールを動かし、サイドを起点にボックス内へ侵入。13分には、ウェルベックの落としを受けた三笘がドリブルからシュートを放った。一方の鹿島も、ロングパスを中心にサイドのスペースを突いてチャンスを伺う。
すると15分、ブライトンに先制点が生まれる。自陣でボールを奪うと、最後列からワンタッチでパスを繋ぎ、ミルナーが右サイドのスペースへパス。これを受けたミンテがドリブルでボックス内へ侵入、冷静に相手をかわしてネットを揺らした。期待の新加入アタッカーのゴールで、ブライトンがリードに成功する。
リードしたブライトンは、20分にも三笘が絡んで左サイドを破り、際どいクロスを送る。その後もGKスティールが三笘の鋭い動き出しに反応してロングパスを送り、シュートに持ち込んだ。35分にも、DFラインの背後を狙った三笘から決定機を作ったが、ミンテのシュートはGKに弾かれた。追加点は奪えなかったがボールを保持しながら優勢に進め、1点リードで前半を折り返す。
後半に入ると、ブライトンはGKスティール以外フィールドプレイヤーを全選手入れ替え。アディングラやブオナノッテ、新加入の19歳FWコジア=デュベリーらがピッチに入り、三笘はベンチへと下がった。一方の鹿島は、後半開始直後にCKから際どいチャンスを作っている。
そして51分、ブライトンに追加点が生まれる。左CKからストレート系のボールをファーで折り返し、最後はサルミエントがネットを揺らした。さらに53分、アディングラのシュートが弾かれたとことからボールを回収してチャンスを作り、アヤリがボックス内で相手をかわして豪快なシュートを叩き込んでいる。ブライトンの猛攻は止まらず、63分にはボックス右で受けたコジア=デュベリーが相手DFを動かしてコースを作り、4点目を流し込む。さらに74分、ボールを拾ったコジア=デュベリーが自身2ゴール目。一気にリードを5点にまで広げた。
その後は鹿島が84分に徳田誉のゴールで1点を返したが、それ以上はスコアが動かず。ブライトンは、25172人が見守った日本ツアーの初戦で鹿島相手に5-1で快勝を収めた。なお、ブライトンはこの後28日に東京ヴェルディと対戦する。


