プレミアリーグは16日に各地で開幕節が行われ、ブライトンはフラムと対戦した。
昨季はヒュルツェラー監督初年度を8位で終えたブライトン。欧州カップ戦を目指す今季は、夏の移籍市場でコストラウスやワトソンといった将来有望な若手選手を獲得し、16日の開幕戦を迎えた。ダンクやバレバといった主力に加え、三笘薫も左ウイングで先発に名を連ねている。一方のフラムでは、18歳FWキングがスタメンに入った。
先日この世を去ったジョタとアンドレ・シウバへの黙祷が捧げられてから始まった一戦、ホームのブライトンは開始4分にミンテがネットを揺らすものの、直前にゴールラインを割っていたとしてノーゴールに。一方のフラムも8分、キングがパス交換からボックス内に侵入すると、DFと接触して倒れる。しかしVARレビューの結果、PK判定とはならなかった。
序盤から積極的に仕掛ける中、両チームともボールを動かしてチャンスを伺うものの、中盤での激しい攻防が続きなかなかボックスに侵入できない時間が続く。ブライトンは28分、右のオライリーがクロスを送ると、ファーに飛び込んだ三笘薫がヘッド。しかし、シュートはバーの僅か上に外れる。前半はゴールが生まれず、スコアレスで折り返した。
後半に入ると、フラムは48分にイウォビのパスからキングに決定機が訪れる。アウェイチームが良い入りを見せたが、先制したのはホームチームだった。ブライトンは53分、ボックス内で仕掛けたリュテルが倒されてPKを獲得。オライリーが冷静に沈め、大きなリードをもたらしている。
リードしたブライトンだが、その後はフラムの攻勢に苦しみ三笘薫ら攻撃陣も守備に追われる時間が増える。それでも65分にはロングカウンターから三笘薫、ミンテに決定機が訪れたものの、追加点は奪えなかった。一方でゴールが欲しいフラムは66分、アダマ・トラオレら2選手を投入して勝負に出る。またブライトンも68分、ゴメスとウェルベック、カドゥオールをピッチに送り出した。76分、ゴメスは強烈なミドルシュートでGKレノを襲っている。
ゴールが欲しいフラムは77分、好プレーを見せていたキングに代えてスミス=ロウを投入する。しかし、ブライトンはボールを保持して主導権を渡さない。すると83分、三笘薫に代えてグルダを入れた。昨季の開幕戦ではゴールを奪っていた日本代表FWだが、2シーズン連続開幕ゴールとはならなかった。
ブライトンは88分、39歳の大ベテランMFミルナーがピッチに。試合を締めくくりにかかる。しかし、後半アディショナルタイムにドラマが。フラムは90+6分、CKからムニスが劇的な同点弾。試合は1-1のドロー決着となった。




