現地時間11日、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)はノックアウトフェーズ進出を懸けたプレーオフのファーストレグが行われ、PSGは敵地スタッド・ドゥ・ルードロウでスタッド・ブレストと対戦した。
プレーオフ8試合の中で唯一の同国対決となったこのカード。リーグ1で首位を快走するPSGに対し、8位のブレストは22ポイントの差を付けられており、今季はホーム、アウェイ共にPSGが勝利を収めている。
ブレストのホームでは2月1日に対戦しており、5-2のスコアでPSGが大勝。当時のメンバーからはクヴァラツヘリアとイ・ガンインがベンチに下がり、ドゥエとジョアン・ネヴェスが先発した。
立ち上がりから地力で勝るPSGが攻勢に試合を進めると、17分にヴィティーニャのシュートをGKビゾットがはじき、こぼれ球を拾ったヴィティーニャが繋いでデンベレが右足でシュートを放つと、レース・メロウの右手に当たる。VARの結果、PKが与えられ、このPKをヴィティーニャが冷静に沈めてPSGが先制した。
先制を許したブレストは34分、自陣からのロングパスを左サイドで受けたシマがパチョと上手く入れ替わってゴール前に突進。決定機を迎えるが、シュート態勢に入る直前で戻ったパチョがCKへと逃れた。さらにこの左CKをシマが頭で合わせると、右のポストを直撃する。
1点を追うブレストが徐々に盛り返してきていたが、PSGが1点をリードしたまま迎えた前半終了間際、カウンターからハキミのパスを受けたデンベレが右サイドからエリア内に侵入。そのまま左足でゴール右へと沈め、PSGが2-0とリードを広げて試合を折り返した。
後半、2点を追うブレストが反撃に出る。48分、エリア内左で受けたシマのシュートはGKドンナルンマが正面ではじきCKへと逃れた。
しかし、前掛かりになったブレストを尻目に、PSGがカウンターからチャンスを作る。50分、左サイドで受けたデンベレのスルーパスにバルコラが抜け出し、GKを引き付けてからラストパスを選択。並走していたドゥエが難なく押し込み、PSGが決定的な3点目を奪ったかと思われたが、VARの結果、オフサイドによりノーゴールとなった。
66分には、左サイドからデンベレがバルコラにクサビのパスを入れると、DFにカットされてエリア内にこぼれたボールをデンベレが拾って右足でネットを揺らし、PSGが3-0と突き放した。
直後、PSGはドゥエに代えてクヴァラツヘリアを投入。さらにはバルコラに代えてイ・ガンイン、デンベレに代えてゴンサロ・ラモスを投入する。ブレストはセカンドレグに希望をつなぐためにも一矢報いたいものの、リスクを冒さなくなったPSGがアディショナルタイムの5分間を含めて完封。敵地で3-0と完勝したPSGが、プレーオフ突破に王手をかけた。
■試合結果
ブレスト 0-3 PSG
■得点者
PSG:ヴィティーニャ(21分PK)、デンベレ(45分、66分)




