現地時間18日、イングランド・プレミアリーグは第22節が行われ、遠藤航の所属するリヴァプールは敵地ジーテック・コミュニティ・スタジアムでブレントフォードと対戦した。
年明けの公式戦4試合で1勝2分1敗と、去年末ほどの勢いを感じさせないリヴァプール。1-1の引き分けに終わった前節のノッティンガム・フォレスト戦から、ロバートソンをベンチに置いてツィミカスを先発起用した以外は同じメンバーで臨んだ。
一方のブレントフォードも、0-2から引き分けに持ち込んだ前節のマンチェスター・シティ戦からマティアス・イェンセンに代えてヤルモリュクを先発起用した以外は同じメンバーで首位チームを迎え撃った。
先にチャンスを作ったのはホームのブレントフォード。5分、カウンターから右サイドをムベウモが持ち上がり、オーバーラップしたラスムッセンの折り返しがDFとGKの間を抜ける。しかし、これをファーポストにいたダムズゴールが押し込めず、逆サイドに流れてしまった。
その後もボールを保持するリヴァプールに対し、ブレントフォードはムベウモの右サイドを中心に鋭いカウンターで応戦する。
ブレントフォードの引き気味の守備を前に、思うように決定機を作れずにいたリヴァプールだが、35分にソボスライのミドルシュートがクロスバーを直撃。さらに39分、カウンターからソボスライを経由して右サイドで受けたサラーが、DF2人の間にスルーパスを通す。ゴール前に走り込んだガクポがGKフレッケンとの1対1を迎えるが、ここはフレッケンが上手くコースを消して枠にシュートを飛ばさせなかった。
互いに無得点のまま迎えた後半もブレントフォードが集中した守備と鋭いカウンターで首位チームと渡り合う展開に。
ボール保持でリヴァプールを上回る時間帯も出てきたブレントフォードに対し、リヴァプールは65分、ルイス・ディアスとツィミカスを下げてヌニェスとロバートソンを投入。すると早速、ロバートソンの左クロスをヌニェスが頭で合わせるチャンスが生まれるが、ピタリと合わせたヘディングは精度を欠きゴール左へと外れた。
80分にはマクアリスターとソボスライに代えてカーティス・ジョーンズとエリオットを投入したリヴァプールだが、なかなかブレントフォードの守備陣を攻略することができない。87分にはガクポに代えてキエーザを投入し、勝負に出る。
すると迎えたアディショナルタイム。エリア内右でエリオットからのパスを受けたアレクサンダー=アーノルドが折り返したボールはブロックされたものの、すぐに拾って折り返すと、ゴール前で待ち構えていたヌニェスが押し込み、リヴァプールが土壇場で均衡を破った。
先制したリヴァプールはさらにその直後、カウンターからゴール前でエリオットのラストパスを受けたヌニェスが冷静なトラップから追加点を奪う。ブレントフォードの守備に90分間、苦しめられていたリヴァプールだったが、アディショナルタイムの2ゴールで2-0と勝利を収めた。
■試合結果
ブレントフォード 0-2 リヴァプール
■得点者
リヴァプール:ヌニェス(90+1分、90+3分)




