現地時間19日、イングランド・プレミアリーグは第33節が行われ、三笘薫の所属するブライトンは敵地Gtechコミュニティ・スタジアムでブレントフォードと対戦した。
負傷により前節のレスター・シティ戦を今季初めて欠場した三笘は、マーチやアディングラらと共にベンチからのスタート。ウェルベックをトップに置き、ジョアン・ペドロ、オライリー、ミンテが2列目を務めた。
チェルシー、アーセナルと強豪相手に立て続けに引き分け、勝ち点を手にしているブレントフォードは立ち上がりからブライトンゴールへと迫る。3分、左サイドを抜けたシャーデの折り返しを、ゴール前に走り込んだウィッサが合わせる。しかし、これはGKフェルブルッヘンが足を広げてブロックした。
続く9分、左サイドをワンツーで突破したダムスガードのパスに抜け出したムベウモがゴール左へと流し込み、ブレントフォードが幸先よく先制する。
先制を許したブライトンは12分、左サイドでボールを受けたJ・ペドロが右足でクロスを入れると、ファーポストに走り込んだミンテが頭で合わせる。しかし、エリア内右からのヘディングはゴール右へと外れた。
その後も1点が遠いブライトンだが、アディショナルタイムにエリア内右でミンテが縦に仕掛け、戻したボールをウィーファーがダイレクトでゴール前へ。このクロスをウェルベックが頭でゴール左へと決め、ブライトンが同点に追いつき試合を折り返した。
1-1で迎えた後半、ホームのブレントフォードが仕掛ける。48分、GKフェルブルッヘンのパスミスから、ブレントフォードのショートカウンター。エリア内右で受けたムベウモが左足で狙うと、ファン・ヘッケに当たってコースの変わったシュートがゴール左へと決まってブレントフォードが再びリードを奪った。
さらに58分、カウンターから右サイドを抜けたムベウモがゴール前に折り返すと、走り込んだウィッサが合わせてブレントフォードが3-1とリードを広げた。
立て続けの失点で苦しい状況に陥ったブライトンだが、61分に追い打ちをかけるアクシデントが発生。J・ペドロがコリンズとの競り合いの後でもつれたまま倒れる際、顔を殴る格好となりレッドカード。2点を追うブライトンは10人での戦いを余儀なくされた。
10人とはいえ点を取りに行くしかないブライトンは65分、オライリーとミンテに代えて三笘とマーチを投入。さらに77分にはウェルベックとバレバに代えてアヤリとディエゴ・ゴメスを投入し勝負に出る。
すると迎えた81分、ペナルティーエリア手前からのヒンシュルウッドのスルーパスに呼応した三笘がエリア内左からゴール右へと流し込み、10人のブライトンが1点差に詰め寄る。
三笘の復帰弾で勢いづくブライトンだが、ブレントフォードも数的優位を生かして逃げ切りを図る。アディショナルタイムは8分と長めに取られたが、最後まで同点ゴールは奪えず。逆にブレントフォードは右サイドからのFKをゴール前のノエルガードが合わせて4点目を挙げ勝負あり。ブレントフォードがホームで勝ち点3を手にした。
■試合結果
ブレントフォード 4-2 ブライトン
■得点者
ブレントフォード:ムベウモ(9分、48分)、ウィッサ(58分)、ノエルガード(90+5分)
ブライトン:ウェルベック(45+3分)、三笘(81分)




