ワールドカップ南米予選が10日に行われ、ブラジル代表はパラグアイ代表と対戦した。
6月からカルロ・アンチェロッティ監督が就任し、新体制でワールドカップ出場を目指すブラジル。初陣はスコアレスドローに終わり、15試合を終えて勝ち点22の4位とまだ安心できない状況の中で、2ポイント差で3位のパラグアイとのホームゲームに挑んだ。
最前線にヴィニシウス・ジュニオールとクーニャ、サイドにハフィーニャとマルティネッリを並べたブラジルは、試合序盤からボールを握って試合を支配する。44分には自陣からボールを丁寧につないでいき、最後はヴィニシウスがクロスを押し込んで先制に成功。前半を1点リードで折り返す。
リードするブラジルは後半も圧倒的にボールを支配すると、なかなか決定的なシュートまで持ち込めない時間もあったが、終盤に選手を入れ替えながら試合をコントロール。
この結果、南米予選3試合ぶりの勝利を手にしたブラジルは勝ち点を25まで伸ばすことに成功。パラグアイとの直接対決を制したことで3位に浮上した。これで7位ベネズエラとの差を「7」とし、2試合を残して予選6位以内が決定。ワールドカップ本大会出場を決めている。
