ブラジルの現地メディアが日本代表戦の敗戦を分析している。
14日に行われた国際親善試合でブラジルは敵地で日本と対戦。前半にパウロ・エンリケとガブリエウ・マルティネッリの得点でリードしたブラジルだが、後半には守備陣のミスから1点を返されると、さらに失点を重ねて71分までに逆転を許す。攻撃陣は同点弾を目指すも、これ以上得点を奪えずに、ブラジルは日本に2-3で敗れた。
海外メディアも日本の勝利に注目する中、ブラジル『ge』では母国の敗戦にフォーカス。「日本代表に対する無関心と落胆は、アンチェロッティ率いるチームの成熟を示す教訓となった」と記し、こう続けた。
「最後の印象は永遠に残るものであり、ブラジル代表はアジア遠征を終えて苦い思いを抱えて帰国した。日本戦での45分間の無気力な敗戦によるダメージは、平穏と興奮の瞬間を味わうためのあらゆるものを備えていたにもかかわらず、ワールドカップまで8か月を切った今、再び疑問視されているチームを苦しめることになるだろう」
「ブラジルは韓国に大勝し、日本に対してはハーフタイムまでコントロールされた試合を展開していたことは事実だ。しかし、19分間で3失点を喫したことは、少なくとも安定した競争力のあるチームであることが期待されていたFIFAワールドカップの評価において、確かに重みを持つ」
さらに、後半のパフォーマンスについて「後半に入ると不可解な無気力状態となり、ファブリシオ・ブルーノのミスから日本が先制点を奪ったことで崩壊した」と指摘。日本代表のパフォーマンスに押されたことを認めている。
「この時点で既にホームチームは優勢に立っており、守備陣を押し上げ、攻撃態勢を整えていた。完全に動揺していたチームを破滅させた。日本はやや楽々と試合をコントロールした。ブラジルはプレッシャーをかけながらも同点に追いつく気配を見せず、アンチェロッティ監督が試合を観察する基準としたこの試合は疑問視されることになった」
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