元ブラジル代表指揮官のエメルソン・レオン氏は、カルロ・アンチェロッティ監督率いるチームについて語った。
2002年大会を最後にワールドカップ優勝から遠ざかる“王国”ブラジル。2026年大会での覇権奪還に向けて6月にはアンチェロッティ監督を招聘した。順当にワールドカップ出場権を獲得したものの、10月のインターナショナルブレイクで日本に2-3の逆転負けを喫したりと、直近の4試合で2敗しており、来夏の大会に向けて心配の声が絶えない。
そんなアンチェロッティ監督指揮するブラジルチームについて、2000年から2001年までセレソンの監督を務め、清水エスパルスやヴェルディ川崎(現東京ヴェルディ)、ヴィッセル神戸でも指揮を執った経験のあるレオン氏は、ブラジル『CNN』でコメントした。
「最初の親善試合(韓国戦)はとても上手くいったが、もう1試合(日本戦)は失望的だった。彼はベンチにいたが、コミュニケーション面で苦労している。彼の仕事は大変で、とても難しいものになるだろう。とても多くの困難さを抱えることになると思う。彼と一緒に働くすべての人間、ブラジル人、選手、コーチ、スタッフは協力しなければならない。このプロセスはますます厳しいものになっていく」
また、レオン氏は代表チームがクラブチームの指揮官よりも難しいことを説いた。
「レアル・マドリードはクラブだ。自分がそのクラブを所有しているようなもので、自分自身が責任を負える。しかし、ナショナルチームでは、自分に反対するか、あるいは味方する国全体が相手だ。だから、代表チームを率いる方がはるかに難しい」
