4日のチャンピオンズリーグ(CL)決勝トーナメント1回戦1stレグ、レアル・マドリーは本拠地サンティアゴ・ベルナベウでのアトレティコ・マドリー戦に2-1で勝利した。この試合でマドリーの2得点目を決めたMFブラヒム・ディアスが、ゴール直後にアトレティコのディエゴ・シメオネ監督に向けて発した言葉が話題となっている。
ブラヒムは1-1で迎えた55分、ペナルティーエリア内で個人技からシュートを決め切り、マドリーの勝ち越しゴールをもたらした。同選手はゴール直後、カルロ・アンチェロッティ監督のもとに駆け寄ってゴールを祝い、それからチームメートたちのもとへ駆け寄ったが、その際にシメオネ監督の方を向いて、次のような言葉を口にしていた。スペインでこの試合を中継した『モビスタール・プルス』のテレビカメラが捉えていた。
「いま話せよ! いま話してみろよ!」
ブラヒムのこの言葉は、シメオネ監督が試合前日に話した内容への反論とみられる。アトレティコ指揮官はMFダニ・セバージョスが負傷中、MFジュード・ベリンガムが出場停止のマドリーの中盤について、次のように語っていたのだった。
「(マドリーは中盤のレギュラー不在を)埋め合わせようとしてくるはず。カマヴィンガをモドリッチ、チュアメニと一緒に起用すると想像しているよ。ブラヒムを使う可能性もあるかもしれないが、私はそう感じていない。再現性のある中盤の構成があり、きっとそれを使ってくるだろう」
シメオネ監督のこの予想は外れ、アンチェロッティ監督はブラヒムをオーレリアン・チュアメニ、エドゥアルド・カマヴィンガの2ボランチの前に配置。ブラヒムは見事ゴールでイタリア人指揮官の期待に応え、自身を過小評価したと受け止めていたのか、シメオネ監督に向けて「いま話せよ」と話したのだった。
.jpg?auto=webp&format=pjpg&width=3840&quality=60)



