13日のチャンピオンズリーグ(CL)決勝トーナメント1回戦ファーストレグ、レアル・マドリーはアウェーでのRBライプツィヒ戦に1-0で先勝した。この試合の決勝点を決めたMFブラヒム・ディアスは、チームの勝利に満足感を表している。
ブラヒムは衝撃的なゴラッソでチームの勝利を導いた。48分、右サイドに位置した背番号21は、反転からマークにつくラウムをかわしてペナルティーエリア手前に切れ込み、カバーに入るシャビ・シモンズ、シュラーガーも小気味良いドリブルで突破してエリア内右に侵入。すぐさま左足を振り抜くと、勢いあるボールが枠内左に飛び込んだ。
試合後、スペイン『モビスタール・プルス』とのインタビューに応じた同選手は、負傷者が続出している状況で白星を飾ったことを喜んだ。
「チームを助けられてうれしい。何よりも、全員の働きぶりに満足しているよ。負傷者は多いけど、僕たちは素晴らしいチームであることを示し続けている。僕たちはマドリーなんだよ」
ただブラヒムは後半途中、右足を痛めて交代を強いられている。
「どういった状態か? 分からない。痛みを感じたけど、ふくらはぎかどうかも分かってもいないんだ。明日、検査を受けることになる。何でもなければいいんだけれど……」
ブラヒムはその一方で、自身のゴールについて次のように振り返っている。
「ボールを受けて、まずフェイントを仕掛けた。彼らはタックルを仕掛けることを怖がり、尻込みしているように見えた。だから枠内にシュートを放ったんだ。自分は直感的な選手だ。ヴィニが見えたから(パスを出すか)悩んだけど、最後にはシュートを打ったよ
ゴールの直後には、MFジュード・ベリンガムの両手を広げるパフォーマンスを披露したブラヒム。負傷でこの試合を欠場したベリンガムは、SNSで「オー・マイ・ゴッド」と彼のゴラッソとパフォーマンスに驚きを表していた。
ベリンガムの存在もあり、常時出場がかなわないブラヒムだが、イングランド代表MFに対しては愛情を感じているようだ。
「彼とは最初から、本当に気が合ったんだよ。僕はスペイン語の学習で彼のことを助けている。彼は世界的なクラックというだけでなく、素晴らしい人間だ。トテモ感謝している」
「僕は彼のことが大好き。彼が最後まで、この試合に出場したかったことも知っていたんだよ。だから彼にゴールを捧げた。彼と僕の家族にね」




