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泥沼チェルシー、ようやく連敗脱出!ボーンマスから3ゴール奪いランパード体制初勝利を飾る

現地時間6日、イングランド・プレミアリーグは第35節が行われ、チェルシーは敵地バイタリティ・スタジアムでボーンマスと対戦した。

ランパード暫定監督就任後、公式戦6試合で6連敗と泥沼にはまっているチェルシー。欧州カップ戦の出場権どころか、残留争いに巻き込まれる可能性すら秘めている状況だが、勝点39で並ぶボーンマス相手に勝って嫌な流れを払拭したいところ。。

しかし、立ち上がりから積極的な入り方を見せたのはホームのボーンマス。開始5分にはビリングの落としからレルマがゴール右へとわずかに外れるシュートを放つ。

またも出鼻を挫かれる格好となったチェルシーだが、9分に先制に成功する。右サイドに開いてボールを受けたカンテのクロスを、ゴール前に走り込んだギャラガーが頭で合わせ。先制点をもたらした。

畳み掛けたいチェルシーだが、このリードが長く続かないのが今季の、いや今のチェルシー。21分、左サイドからクリスティ、ソランケとの細かいパス交換でカットインしたビーニャが右足を振り抜くと、鋭い弧を描いたシュートがゴール右へと吸い込まれ、ボーンマスが試合を振り出しに戻した。

1-1のまま迎えた後半、チェルシーが依然としてボールを保持するものの、ボーンマスのゴール前を攻略することができない。63分には、ムドリクとカンテを下げてスターリングとロフタス=チークを投入して攻撃にテコを入れる。

攻撃人数をかけるチェルシーだが、前掛かりになった裏のスペースをボーンマスに使われる場面が目立つようになる。71分、カウンターからスルーパスに抜け出したビーニャがエリア内左から決定的なシュートを放つも、ここはGKケパがファインセーブで切り抜けた。

75分には、負傷したチルウェルに代わってアスピリクエタを、マドゥエケに代えてシイェシュを投入。迎えた82分、左サイドからのFKをシイェシュが蹴ると、ファーサイドのバディアシルがボレーで押し込みチェルシーが勝ち越しに成功する。

直後にハヴァーツを下げてジョアン・フェリックスを投入したチェルシーは86分、スターリングがエリア内までドリブルで運び、中央に出したラストパスをJ・フェリックスがゴール左へと流し込み3-1と突き放す。

2点のリードを得たチェルシーは、アディショナルタイムの4分間も6連敗中のチームとは思えない落ち着いた試合運びで時間を使い、逃げ切りに成功。ランパード体制7試合目にしてようやく初勝利を手にした。

■試合結果

ボーンマス 1-3 チェルシー

■得点者

ボーンマス:ビーニャ(21分)

チェルシー:ギャラガー(9分)、バディアシル(82分)、J・フェリックス(86分)

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