20230830_Koji_Miyoshi(C)Getty images

「一番の目標はワールドカップの舞台でプレーすること」バーミンガムで復活する三好康児が日本代表への思いを語る

バーミンガム・シティの三好康児は、国際サッカー連盟(FIFA)の公式ウェブサイトでワールドカップへの思いなどについて語った。

昨シーズンのジュピラーリーグ王者であるアントワープを退団して今夏にフリーでバーミンガムに移籍した三好。ここまで公式戦19試合に出場して3ゴール2アシストを記録する同選手は、ウェイン・ルーニー監督率いるチームの主力の1人としてプレーしている。

そんな三好は、今シーズンからプレーするバーミンガムでの様子について「順応という部分では難しさを感じてやっています。特に最近は監督が交代したこともあり、戦術や新しい監督の考え方に順応するというところで、試行錯誤を繰り返している段階です」と話し、以下に続けた。

以下に続く

「手応えを掴んでいるところもありますし、まだまだ改善しないといけないところもあります。徐々にコンディションも上がってきて、今はチームのためにコミットできる状態にまで仕上がっているので、今後はもっと結果を出していかないといけないと思っています。自分がチームを引っ張らなきゃいけないという責任感も感じています」

また、現役時代にマンチェスター・ユナイテッドやイングランド代表で大活躍したルーニー監督については「誰もが知っているレジェンドの選手です。監督自身もオープンで選手との対話を望んでいるので、気兼ねなく話せます」と話した三好は、昨シーズンに負った膝前十字靭帯断裂からの復活についても語っている。

「ケガした時にモチベーションを保つ難しさはありましたけど、復帰できるケガだとわかっていたので、それを励みに努力をし続けることができました。ちょうど同じ時期にワールドカップが開催されていて、一人で試合を観戦していました。あの大会に参加できなかった悔しさもありましたけど、それ以上に次の大会に出るために何をしたら良いかを考えるきっかけを与えてくれて、リハビリへのモチベーションにもなりました」

三好は2年以上にわたって遠ざかる日本代表や開幕まで3年を切った北米でのワールドカップへの思いを明かした。

「日本を背負ってプレーしたい気持ちは持っています。1年間ケガをしていたので、今選ばれている選手たちよりももっと頑張らなきゃいけない立場にいると思っています。ただ、今代表に選ばれてもやれる自信はありますし、他の選手に負けていないとは思っています。でも、客観的に見て周りを納得させられるだけの絶対的な結果を出していかないといけません」

「一番の目標はワールドカップの舞台でプレーすることです。前回大会はメンバーに入れず、その舞台を経験できませんでしたけど、今の日本代表は次の大会で優勝を目指して戦うという目標を掲げていると思うので、僕自身もその大きな目標に貢献できればいいなと思っています。まだ時間はありますし、今は毎日の積み重ねを大事にして目の前のことに集中していけば、その先にきっと道が拓けてくれるはずです」

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