アル・イテハドFWカリム・ベンゼマは、すでにクラブへ退団希望を伝えているようだ。
レアル・マドリーで5度のチャンピオンズリーグ制覇を経験し、2022年にはバロンドールにも輝いたベンゼマ。そして2023年夏にレアル・マドリーを退団し、サウジアラビアのアル・イテハドに加入した。当初はイスラム圏でプレーする喜びを語っていたが、ここまでは期待通りにいかず。公式戦20試合で12ゴール5アシストを記録しているものの、昨シーズンのリーグ王者であるチームは7位と低迷。現地ではベンゼマへブーイングが飛ぶなど、風当たりが強まっている。
そんな中でベンゼマは、昨年末から複数回の練習欠席やウィンターブレイク明けのトレーニングキャンプ合流日に姿を見せなかったことが伝えられている。そしてスペイン『Relvo』と『AFP』の報道によると、現在は個別でのトレーニングを行っているようだ。
同メディアは、ベンゼマが「規律上の問題」からドバイでのトレーニングキャンプには参加しなかったことを指摘。そして19日の時点でアル・イテハド幹部、マルセロ・ガジャルド監督、ベンゼマの3者で「白熱した」会談が行われたようだ。
ベンゼマ本人は「激しいプレッシャーによってアル・イテハドではベストを尽くせない」と考えており、ヨーロッパ復帰を希望している模様。一方のアル・イテハド側は、サウジ・プロフェッショナルリーグの他クラブへのレンタル移籍も提案したが、選手本人が拒否したと伝えられている。
ベンゼマとアル・イテハドの現行契約は2026年まで。プレミアリーグ勢などが関心を持っていることも伝えられていたが、1月の去就に注目が集まっている。


