近年、ロシア資本でビッグクラブへと成長したチェルシーについて、イタリア人ジャーナリストのマルコ・ベッリナッツォ氏が『GOAL』のインタビューで持論を展開した。
イタリアの経済紙『イル・ソーレ24オーレ』のベッリナッツォ記者が、『GOAL』イタリア編集部の取材に応じ、ロシア人オーナー、ロマン・アブラモヴィッチ氏の資産凍結に揺れるチェルシーについて、見解を語ってくれた。イタリア人記者は、2003年にチェルシーのオーナーとなってプレミアリーグで台頭したロシア人富豪を、元ミランの名物会長シルヴィオ・ベルルスコーニ氏に例えた。
「チェルシーは制裁により、日々の活動や通常の試合の実施が極めて複雑になる。イギリス人は、ロシアのオリガルヒに対して目覚めたのがやや遅かったように見える。ロンドンにおけるオリガルヒの投資や企業活動を振り返れば、かなり長い話になるだろう」
「アブラモヴィッチはパイオニア的存在であり、現代フットボールの流れを変えた人物だ。彼が2003年にチェルシーを取得したことで、世界戦略もやや変わった。ちょうど1980年代終わりから90年代初めにイタリアで台頭したミランのベルルスコーニにやや重ね合わせることができるだろう」
ベッリナッツォ記者は、こうしたチェルシーオーナーらの活動が、母国ロシアのソフトパワー政策において、重要な一端を担っていたことを指摘する。
「この経営モデルは、フットボールをますます企業化させ、世界を席巻するようになった。またロシア政府が西側諸国における信用を高めるために用いたソフトパワー政策により、巨額の資金がフットボールや他のスポーツに投資されるようになった。サッカー界の反応は適切なものだったと考える。(ウラジーミル)プーチン政権は大胆なほどに、スポーツをソフトパワーやスポーツウォッシングの道具として使ってきた。制裁は適切で妥当なものだろう」


