20220519_Shiraishi©KMSK Deinze

ベルギープロリーグ初の日本人指揮官! 2部KMSKデインズが白石尚久氏を招へい「ゆくゆくはCLで優勝する日本人監督に…」

KMSKデインズ(ベルギープロリーグ2部)は19日、オンライン会見を開催して白石尚久氏が2022-23シーズンからの新監督に就任したことを発表した。

ベルギーの北西部に拠点を置くデインズは、2019-20シーズンより2部に所属。今年2月よりACA Football Partnersがオーナーとなり、1部昇格に向けてチーム改革が進められており、ベルギーのプロリーグとして史上初めて日本人監督を招へいしている。

2012-13シーズンにはスペイン女子1部リーグのCEサン・ガブリエルのトップチームを率い、男女を通じて欧州1部初のアジア人指揮官となった。その後、本田圭佑のパフォーマンスアナリストとしてミランやパチューカクラブでも指導。2019年から21年にかけてはベルギー1部のSTVVでもアシスタントコーチを務めるなど、スペインを中心としてイタリア、メキシコ、オランダ、ベルギーなど各国で経験を積んでいる。

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白石新監督は会見の中で「賢く走る」「強度」「フォーカス」の3つのテーマを重視してチームを構築していくと強調。その中でも「どの国の選手でもなぜどこに走るか、相手より速くそこにいくのか理解していない選手が多い」と感じており「これを理解すれば試合を支配できるという仮説で10年間やってきました」と、自身の経験から得た実感を落とし込んでいく構想を示した。

そして、自身やチームとしての目標を以下のように宣言している。

「我々はチーム一丸となって一部に昇格することがまずは目標です。ゆくゆくはCLで優勝する日本人監督になることが私の目標です。その一歩目としてクラブの皆さんと前進していければと思います。残念ながら日本からベルギー2部を見ることは難しいですが、日本人が奮闘していることを知っていただけますと幸いです」

また、デインズではアドリアン・エスパラガ氏が今年2月よりスポーティング・ディレクターに就任。トッテナムやべティス、レスター・シティ、ボルドーといった一線級のクラブでスカウトとしてキャリアを重ねてきた同氏が、白石新監督とともにまずは1部昇格を目指す。

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