ベルギー代表FWヤニック・フェレイラ・カラスコは、代表を離脱したGKティボー・クルトワのキャプテン論争に対する発言について「失望している」と語った。
現在、EURO2024予選に臨んでいるベルギー代表は、17日にオーストリア代表と対戦し、1-1のドローに終わった。この一戦に先発したクルトワは試合後にチームを離脱したのだが、その理由についてテデスコ監督はキャプテンに関する決定が要因であると説明。本来の主将であるマンチェスター・シティのMFケヴィン・デ・ブライネが負傷離脱したことを受け、FWロメロ・ルカクが主将を務めることになったことで、その決定に腹を立てたクルトワがチームを離脱したと主張した。
ただ、クルトワは膝の負傷のためにチームを離れたと主張。自身のウェブサイトで、テデスコ監督のコメントを「個人的な会話の、部分的で主観的な説明」と否定していた。
これについてチームメイトのカラスコは、『RTBF』の取材を通じて「何が起こったのか、私たちは多かれ少なかれ理解している。監督とミーティングを行い、監督もはっきり言ってくれた。我々年上の選手たちは、まだティボと話す機会がないけど、彼の反応には失望した」と語りつつ、自身の思いを明かした。
「結局のところ、彼はチームの重要なメンバーであり、3人のキャプテンの1人なんだ。キャプテンマークは単なるディテールにすぎない。リーダーとして、キャプテンとして、自分の個性を示さなければならない。彼は去ることを選んだ。恥ずかしかったのかどうかはわからない。しかし、彼が去った理由の一つもキャプテンマークだった。これではっきりしたよ」
クルトワ不在で行われたエストニア戦は3-0で勝利したが、次の遠征でクルトワは代表に復帰することになるのだろうか。
