バイエルン・ミュンヘンが日本代表DF伊藤洋輝を獲得したと電撃報道…急転直下の移籍劇が伝えられた背景をドイツメディア『transfermarkt』が分析した。
2021年からシュトゥットガルトでプレーする伊藤。25歳のDFは3シーズンにわたって公式戦97試合に出場し、特に咋シーズンは公式戦29試合に出場して2アシストを記録。ブンデスリーガ2位フィニッシュと大躍進を見せたチームの守備陣の主力として躍動していた。
この活躍を受け、伊藤は今夏の移籍市場で人気銘柄となっていると度々報じられることに。そしてバイエルンが3000万ユーロ(約51億円)とされる同選手の契約解除金をシュトゥットガルトに支払ったと現地メディアが一斉報道する運びとなった。
『transfermarkt』は伊藤は2028年までの契約を結ぶ見込みだとし、移籍の発表は間もなくだろうと指摘。移籍が完了すれば、伊藤はシュトゥットガルトにとって2番目に高額な移籍金(2019年にベンジャミン・パヴァールが3500万ユーロで移籍)となると紹介している。
この移籍はバイエルンがレヴァークーゼンからジョナタン・ターを獲得する可能性とは無関係だという。伊藤を獲得することで、今夏の移籍市場でバイエルンが不可欠とされるポジションの安定を確保を狙ったようだ。
また、「実際、伊藤はバイエルンのニーズに完璧に合致する。 左利きのこの日本人センターバックは、バックラインにおける重要な穴を埋めることになるだろう」と、日本代表DFがバイエルンにもたらすメリットを説明している。
「伊藤は左サイドバックや中盤でもプレーできる。 伊藤は昨シーズンのシュツットガルトの輝かしい活躍の中心選手だった」
「伊藤がバイエルンにとってこれほど有望なのはなぜか? 何よりもまず、伊藤はすでにブンデスリーガを知っている。そしてヴァンサン・コンパニ監督就任により、バイエルンは昨季ヘーネス監督がシュトゥットガルトでプレーしたのと同じようなスタイルを導入しようしている」
「『Wyscout』によると、伊藤はブンデスリーガで90分あたり10.52本のプログレッシブパスと69.84本のパスで14位だった。この数字に加え、年齢、様々なポジションをこなせる能力、そして比較的手頃な移籍金が、伊藤をバイエルンにとって魅力的な選手にしている」


